2025-01-28 コメント投稿する ▼
【奈良県K-POPコンサート中止を求める署名提出】費用高額に対する住民団体の懸念
同会は、イベントにかかる費用が約2億7千万円と高額であることを指摘し、県民との対話の場を設け、実施に至った経緯を説明すべきだと主張している。
湯浅忠雄代表は記者会見で、「K-POPだけをやるのは交流事業と言わない。それにこだわるなら県ではなく、私的機関が主催すべきだ」と述べた。
県は、韓国・忠清南道との文化交流の一環として、舞台設営など総事業費約2億7千万円をかけて無料コンサートを開催し、9千人規模の来客を見込んでいた。
昨年12月の県議会では、関連予算を盛り込んだ補正予算案が可決されたものの、賛成した議員らが支出額の縮減などを求める申し入れ書を提出。
山下真知事はこれを受け、当初奈良公園(奈良市)としていた会場について再検討し、経費節減を目指す意向を示している。
しかし、K-POPイベントに約2億7千万円の予算を投入することに対し、県民からは「一夜限りのイベントに多額の税金を使うのは不適切だ」といった批判が上がっている。
また、奈良公園での開催により、公園の荒れや鹿への影響を懸念する声もある。
さらに、他の友好提携都市との記念イベントが開催されない中、韓国とのイベントに偏重しているとの指摘もある。
これらの批判を受け、県はイベントの内容や予算の見直しを検討している。