2025-08-04 コメント投稿する ▼
野田佳彦代表、裏金事件で萩生田光一氏に「説明責任とけじめ」要求 政局優先を批判
野田佳彦代表、裏金事件で萩生田氏に「けじめ」を要求 「今は党内政局どころではない」
裏金事件に揺れる国会で、野田代表が強く批判
立憲民主党の野田佳彦代表は8月4日、自民党派閥の裏金事件を巡り、東京地検特捜部が萩生田光一元政調会長の政策秘書を略式起訴する方向で検討していることについて、国会内で記者団に対し強い言葉で批判した。
「今は党内政局どころではない。萩生田氏はきちんと説明責任を果たし、けじめをつけるべきだ」
野田氏は冒頭から、裏金事件の影響が直近の選挙結果に直結しているとの認識を示した。「自民党が衆院選、東京都議選、参院選と3連敗した背景には、この事件が国民の信頼を大きく損ねたことがある」と明言。そのうえで「その当事者たちが元気に『石破降ろし』に動いている姿には、違和感を感じ過ぎる」と強調した。
「裏金の説明もせずに政局の話ばかり。国民は納得しない」
「政治家ならまず真実を話すべき」
「説明も謝罪もないまま復権を狙うのは有権者を軽視している」
「政局より国民の信頼回復が先」
「このまま放置すれば政治そのものの信用が崩れる」
「説明責任」こそ信頼回復の第一歩
野田代表は今回の発言で、「説明責任」と「けじめ」という二つの言葉を繰り返し使った。これは、事件の関係者が事実関係を明らかにしないまま政治活動を続ける現状に対し、明確な線引きを求めたものだ。
立憲民主党はこれまでにも、裏金事件の全容解明と政治資金の透明化を求める法案を国会に提出してきた。野田氏は「制度を変えるだけでは足りない。当事者が自ら説明し、責任を取る姿を見せなければ、国民は信じない」との立場を示した。
石破政権への間接的な警告
野田代表の言葉は、自民党内だけでなく、石破茂政権にも向けられている。裏金事件の関係者が政局を主導するような状況を容認すれば、石破政権も「自浄能力を欠く政権」として同じ批判を受ける可能性があるからだ。
「石破さんも裏金当事者を放置すれば同罪と見られる」
「けじめなき政権は国民に信頼されない」
「改革派を名乗るなら身内にも厳しくしてほしい」
「説明責任は全員に平等に求められるべき」
「与野党関係なく政治家は透明性が命」
野田代表の狙い
野田氏がこのタイミングで強い発言をした背景には、野党第一党として「政治とカネ」の問題における主導権を握る狙いがある。裏金事件が国民の政治不信を高める中、与党の説明不足を突くことは、野党の存在感を示す格好の機会だ。
さらに、自民党内での「石破降ろし」などの権力争いを批判することで、「立憲は政局よりも政治倫理を優先する」というメッセージを発信した格好となった。