2025-07-30 コメント投稿する ▼
立民・野田佳彦代表が新潟の渇水被害を視察 ひび割れた水田に危機感「暮らしを守る政治を」
立民・野田代表が新潟の渇水被害を視察 ひび割れる水田に危機感「農家の悲鳴に応える政治を」
立憲民主党の野田佳彦代表は7月30日、深刻な渇水被害が続く新潟県上越市を訪れ、干ばつに苦しむ水田や貯水量の低下したダムの現状を視察した。記録的な少雨と高温により農業への影響が広がる中、野田氏は現場の農家から稲の発育状況や水不足の実情を聞き取り、「現場の声を国政に届ける責任がある」と語った。
視察では、山間部で米づくりに取り組む農業関係者の案内で、地表がひび割れた田んぼを目の当たりにし、渇水が作物や収量に及ぼす深刻な影響を肌で感じたという。上越市では25日に「渇水対策統括本部」を設置し、市民にも節水を呼びかけるなど対応を急いでいる。
農業現場に寄り添う姿勢 「節水要請だけでは限界」
野田氏は視察後、「この異常な気象状況の中で、農家の方々は本当にぎりぎりのところで踏ん張っている。政治ができることをしっかりやる必要がある」と述べ、単なる災害対策ではなく、中長期的な気候変動への対応策も含めた総合的支援が必要だと訴えた。
特に農業関係者からは「取水制限の影響で育苗が遅れ、収穫にも支障が出かねない」「代替水源の確保に国の支援がほしい」といった切実な要望が寄せられた。
「地元の現状をちゃんと見に来る政治家は評価できる」
「節水だけじゃどうにもならないところまで来てる」
「気候変動が現実の脅威になってる。農政は急務」
「野田さんの“現場重視”はやっぱり本物」
「こういう時こそ党派を超えて政策出してほしい」
SNSでも、現場に足を運んだ野田氏の姿勢を評価する声が相次いでいる。
ダムの貯水率も低下 水源確保が急務に
上越地域では6月以降、まとまった降雨がほとんどなく、農業用水を供給する複数のダムで貯水量が平年比を大きく下回っている。一部の地域では取水制限も始まり、米や野菜の作付け・育成スケジュールに直接影響を及ぼし始めている。
野田氏はこうした状況について、「地方自治体だけで解決できる問題ではない。国が調整に関与し、財政支援も含めた実効的な手立てを講じるべきだ」と述べ、農業用水の確保や排水対策などへの国の関与を求めた。
また、ダムの効率的な運用や水源の多様化についても、「一刻の猶予もない。この夏だけでなく、来年以降のためにも体制を組むべきだ」と強調した。
「政治の役割は現場を守ること」 与野党超えて取り組むべき課題
視察後の会見で野田代表は「農業は地域経済そのもの。水がないということは、収入も生活も危機にさらされるということ。私たちはその暮らしを守る政治をやらなければならない」と述べた。
また、「この問題に与党も野党もない。気候変動が激化する今こそ、持続可能な農業のために法制度も含めた議論を早急に進めたい」と語り、災害級の異常気象に対する超党派での対応の必要性を訴えた。