野田佳彦氏「外国人も日本人と同様に遇すべき」 “排他主義はいけない”と訴え共生社会を主張

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野田佳彦氏「外国人も日本人と同様に遇すべき」 “排他主義はいけない”と訴え共生社会を主張

野田佳彦氏「外国人も日本人と同様に遇すべき」 “排他主義”に警鐘、共生社会訴える演説が波紋


野田氏「排他主義はいけない」 外国人との共生を強調

7月20日の参院選投開票を前に、立憲民主党の野田佳彦代表が外国人政策に関する発言で注目を集めている。野田氏は18日、広島市内での応援演説に立ち、参政党が掲げる「日本人ファースト」路線を強く批判。「日本人と外国人を序列化するような考えは排他主義であり、日本の未来にとって望ましくない」と述べ、多文化共生社会の実現を訴えた。

演説の中で野田氏は、「今や外国人労働者なしでは、介護や建設、農業など多くの現場が回らない。日本の現実を見つめれば、外国人を排除するような論調は持続可能ではない」と指摘。「日本人が1番、外国人は2番・3番といった感覚では、この国に希望を持って来る人はいなくなる。そうした社会で、本当に私たちの暮らしは良くなるのか」と問いかけた。

さらに、「外国人にも“日本に来てよかった”と思ってもらえる社会をつくるべきだ」と強調し、日本人と同様に外国人を扱う「フェアな社会」の実現を訴えた。

「外国人を支えることは日本を支えること」 元首相としての説得力


野田氏は、かつて日本の首相として外交・経済の舵取りを担った経験を持つ。その立場から、「国境を越えた人の移動が当たり前になった時代に、外国人を単なる“労働力”として扱うのではなく、一緒に社会を築く仲間として遇すことが、日本の信頼につながる」と語った。

この発言は、単なる選挙公約の枠を超え、少子高齢化と人口減少に直面する日本社会の根本課題に切り込む内容とも言える。野田氏は「人手不足に悩む地方こそ、外国人との共生モデルを先駆けて構築できる」とも語っており、単なる理想論ではなく、地方再生や経済再建とも絡めた現実的提案として提示した。

参政党・神谷氏は強く反発「立民政権なら外国人参政権を進めかねない」


一方、野田氏の発言に対しては、参政党の神谷宗幣代表が同日、岐阜市内での演説で強く反発。「立憲民主党は外国人参政権を進めようとしている」と主張し、野田氏の共生社会構想に警鐘を鳴らした。

神谷氏は「立憲が政権に入れば、移民が増え、外国人に参政権を与える社会になる。そうした国を目指すのか」と問いかけ、「保守層の危機感を共有してほしい」と訴えた。

こうした批判に対し、野田氏は演説内で直接的に反論はしなかったが、「感情的な排除の言葉ではなく、共に生きる知恵と工夫を示すのが政治の責任だ」と語っており、間接的に神谷氏らの主張を「排他的なポピュリズム」と捉えている姿勢がうかがえた。

「共生社会」は理想か現実か 市民からは賛否両論


野田氏の「外国人も日本人と同様に遇すべき」との発言には、市民から様々な声が寄せられている。

「多文化共生なんて理想論。まず日本人の生活が安定してからだと思う」
「差別なく外国人と接するのは当たり前。でも、権利まで全部同じにする必要はあるのか?」
「外国人を支えることで社会が潤うなら、それも一つの戦略だと思う」
「外国人が増えるほど文化や治安が不安。ちゃんと統制できるの?」
「排他主義が広がる今だからこそ、野田さんのような理性的な声が必要」

このように、野田氏の発言は一定の共感を呼びながらも、生活や治安、社会保障への不安を口にする有権者も多い。外国人との共生をどこまで進めるかは、政治家の理念と現実のすり合わせが問われる難題だ。

立憲民主党の立場と今後の課題


立憲民主党はこれまでも外国人に対する「共生」や「差別のない社会」を掲げてきたが、一方で、外国人参政権や移民政策に関する明確な方針は曖昧なままである。野田氏のように、具体的なビジョンを語ることは、党としての方向性を内外に示すうえで重要な一歩だ。

ただし、共生を語る以上、国民の抱える不安への具体策を示す責任も伴う。特に、社会保障の負担や雇用の確保、日本文化の維持といった点は、多くの有権者が注目している。理想だけでは信頼は得られず、「どのように共生するのか」を制度と予算の裏付けとともに示していくことが求められている。

野田氏の演説は、日本社会が今後直面する「共生か排他か」という大きな分岐点に対して、明確に「共生」を選ぶ姿勢を打ち出したものだった。これが選挙戦でどう受け止められるか、有権者の判断が注目される。

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2025-07-19 10:18:17(植村)

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