2025-06-10 コメント: 2件 ▼
立憲・野田佳彦代表、内閣不信任案の提出「来週判断」 一部報道を「根拠なし」と否定
立憲・野田代表、内閣不信任案の提出「来週判断」 一部報道に「憤り」示し否定
立憲民主党の野田佳彦代表は6月10日、国会内で記者会見を開き、石破茂内閣に対する不信任決議案の提出について「来週にも判断する」と明言した。これまで「適時適切に判断する」としていた方針を一歩進めた格好だ。会期末(6月23日)まで残りわずかとなる中、野党内で駆け引きが活発化する可能性がある。
「適時とは来週」 明言するも、最終判断は保留
野田氏は記者から「適時とはいつか」と問われ、「来週だ。つまりは会期末までの間という意味だ」と明言。「適時適切に総合的に判断する」と繰り返したこれまでの表現に比べ、提出のタイミングが現実味を帯びてきた。
一方で、あくまで「来週に判断」という表現にとどめ、「提出決定」とは明言せず、引き続き与野党の動向を見極める姿勢をにじませた。
見送り報道に「憤り」 他党の反応には皮肉も
この日の会見では、一部メディアで報じられた「不信任案提出の見送りで調整している」との報道にも言及。「根拠のない記事で憤りを覚えている」と不快感をあらわにし、「(不信任案について)適時適切に判断すると言っているのだから、現時点でそれ以外を申し上げる時期ではない」と強調した。
また、不信任案の共同提出をめぐる他党との連携についても踏み込んだ。日本維新の会の前原誠司共同代表や国民民主党の玉木雄一郎代表が提出に前向きな姿勢を見せていたことに触れつつ、「(私が)共同提出に言及したら、今度は慎重な姿勢に転じた」と語り、「やたら慎重になるか、やたら攻撃的になるか、よく分からない反応が今、起こっている」と皮肉った。
与党の反応と今後の展望
与党側は不信任案提出について「政権への支持率が一定程度ある中で、選挙目当ての政治パフォーマンスにすぎない」(自民幹部)と冷静に構えているが、仮に提出となれば、参院選前に与野党の対立構図がより鮮明になるのは必至だ。
立憲民主党が単独で提出するか、他の野党と歩調を合わせるかも焦点。特に、野田氏が関係修復に力を入れている維新との連携が今後の布石となる可能性もある。
SNSの反応
「野田さん、今回はぶれずにやってくれ」
「共同提出にしたら維新が引いたの笑う」
「毎回不信任案出してるのに通りそうだとビビるの?」
「報道に怒る前に、もっと早く決断してほしい」
「“適時適切”は便利な逃げ言葉だよね」