2025-04-04 コメント投稿する ▼
「小池知事の“ポチ”ばかりではダメ」野田佳彦氏、都議選で都政刷新を訴え
「小池さんの“ポチ”のような人ばかりでは、世の中は良くならない」と語り、小池百合子知事を支持する与党勢力――自民党や都民ファーストの会、公明党――に対して強い危機感を示した。
「国会の景色が変わった。都議会も変えるべきだ」
野田氏は、昨年の衆議院選挙で立憲が議席を増やしたことを振り返り、「国会の景色が大きく変わった。同じように、都議会の景色も変えなければならないのではないか」と訴えた。
現状の都政については、「知事の言うことをただ追認するような議会ではダメだ。チェック機能がきちんと働かなければ、都民のための政治にはならない」と、議会の役割に対する危機感もにじませた。
「財政力ある東京都の無駄遣い」への疑問
演説では、東京都の潤沢な財政に対する“使い方”にも疑問を投げかけた。
「私は千葉県民ですが、東京都の財政力はうらやましい。小中学校の給食無償化や、私立高校まで含めた授業料の支援など、都ならではの手厚さがある」と前置きしつつ、「逆に言えば、そんな財政力があるのに、使い道が間違っていないかという思いもある」と語った。
その例として挙げたのが、都庁舎へのプロジェクションマッピングや、お台場に建設予定の「ODAIBAファウンテン」――高さ150メートルにもなる噴水だ。
「都庁に映像を投影するなんて、あんな無駄はないでしょう」「今度は世界一の噴水?150メートル?ドバイの真似事ですか」と皮肉を交えつつ批判。
「その噴水を見るために、千葉県民が高速を使って都内に入ってくるなんて、渋滞のもとですよ」と冗談を交えながら、非現実的なプロジェクトだと一蹴した。
「無駄をチェックする勢力を増やそう」
野田氏は続けて、「こうした無駄遣いをしっかりチェックできる勢力を、都議会にもっと増やしていく必要がある。そのためにも、立憲の仲間が多く当選することが不可欠だ」と訴えた。
参院選へも視線、「東京は激戦区」
さらに野田氏は、都議選のあとに控える7月の参議院選挙にも言及。「東京は全国屈指の激戦区だが、2人の公認候補、さらに比例でも全員の当選を目指したい」と意気込みを語り、「都議会でも参院でも、しっかり緊張感のある政治が必要。全力で取り組む」と述べ、出席者の結束を呼びかけた。
- 野田佳彦代表が都連大会で6月の都議選での議席拡大を強調
- 小池知事支持の勢力を「ポチのよう」と批判し、都政における緊張感の欠如を指摘
- 財政に余裕がある東京都の“無駄遣い”を問題視(例:プロジェクションマッピング、ODAIBAファウンテン)
- 都議会にもっとチェック機能を果たす勢力が必要と主張
- 7月の参院選でも東京での勝利を目指し、党勢拡大に意欲