2025-03-28 コメント投稿する ▼
野田代表、石破政権の迷走を批判 蓮舫氏の参院選出馬「確認中」
野田氏は石破首相について、「本当に何をやりたいのか、今もってよく見えない」と指摘。特に、3月4日の衆議院予算案採決前日に商品券配布問題が浮上し、参議院での予算案審議の最終段階で「強力な物価高対策」との発言があったことに触れ、「こんな時にというタイミングで、空気のわかっていない動きをする。対峙する野党としても驚いているが、支えている側の自民党でも相当衝撃が広がっているような気がする」と述べた。
さらに、野田氏は石破政権の半年間を振り返り、「何なんだろうな、この政権は」と疑問を呈し、「厳しく詰めるとすぐ謝る。謝られると、下げた頭を上からコツコツたたくことはできない。逆にやりにくい」と政権の対応を批判した。
蓮舫氏の参院選出馬、意思確認中
夏の参議院選挙の比例代表への蓮舫元参議院議員の擁立に関する党内の調整状況について、野田氏は「(本人に)まだ国政復帰の意思があるかどうか含めて確認し、それぞれの他の選挙への影響がどうなのかなど、関係者の話も聞いている段階だ」と説明。蓮舫氏については、「党へのこれまでの貢献は大きかったことは間違いない」と評価し、「突破力のある人だ」と述べた。
企業・団体献金の扱い、与野党で意見対立
企業・団体献金の扱いをめぐり、3月末までに結論を得ることが求められているが、与野党間で意見が分かれている。立憲民主党は日本維新の会などとともに原則禁止する法案を国会に共同提出している一方、国民民主党は公明党との間で規制を強化する案を取りまとめ、28日には自民党も交えた自公国3党の実務者協議を行った。
野田氏は国民民主党に対し、「我々の禁止法案を通すため、31日まであきらめずに、野党の戦列に加わるように要請し続けるというのが基本線だ」と述べ、「企業・団体献金の禁止に向けて、まだ足りない部分があるならば、ぜひ野党の協議に玉木氏に加わってほしい」と求めた。一方で、「何で今度は自公国なのかよく分からない」と疑問を呈し、与党との協議に加わる国民民主党の姿勢に疑問を示した。
参院選2025の概要
2025年の参議院議員通常選挙(第27回参院選)は、7月28日の任期満了に伴い実施される予定である。参議院の定数は248議席で、そのうち半数の124議席が3年ごとに改選される。選挙区選挙と比例代表選挙の2つの投票が行われ、選挙区選挙では立候補した個人同士の争いとなり、有権者は選びたい人の名前で投票する。比例代表選挙では、支持したい政党または候補者の名前を記入して投票し、政党ごとの投票数割合で各政党の議席配分が決定される。
参院選2025の注目ポイントとして、与党の過半数維持、野党の候補者一本化、国民民主党の躍進、新たな政党の動向、社民党の存続などが挙げられる。特に、与党である自民党と公明党が参議院での過半数を維持できるか、野党が候補者の一本化を進めるかが焦点となる。また、国民民主党やれいわ新選組、参政党、日本保守党などの新しい政党の動向や、社民党が政党要件を維持できるかも注目される。