2026-02-16 コメント投稿する ▼
野田佳彦氏「自民にガチンコ勝負で負けた実感ない」今後は「水中の陣」と再起誓う
中道改革連合の野田佳彦前共同代表が2026年2月16日、自身のブログを更新し、衆院選での大敗を振り返りました。167議席から49議席へと大幅に議席を減らした結果について「主権者のご審判であり、厳粛に謙虚に受け止めたい」としながらも、「自民党にガチンコ勝負で負けたという実感はありません」と述べ、高市早苗首相への期待感というイメージ論に選挙戦全体が支配されたと分析しました。今後については「背水の陣どころか水中の陣です」と厳しい状況を認めつつ、再起への決意を示しました。
「不意を突かれた」解散
野田氏は高市早苗首相による解散について「不意を突かれました」と率直に吐露しました。年明けに突然、抜き打ち解散が行われ、「来年度予算案の年度内成立を実現してからだろうと予測していました」と述べました。
真冬の寒さの盛り、雪国では投票自体が難しいため、これまで1月に解散したことはほとんどなく、今回は36年ぶりのことでした。解散(1月23日)から16日後の投開票(2月8日)は戦後最短でした。
野田氏は「党名を浸透させ、論戦を通じて政策の違いを示す時間もありませんでした」と記しました。まさに異例中の異例の総選挙の投開票日は、全国的に大雪となり、凍てつく寒さで足もとが悪い中でも投票所に足を運んだ有権者に感謝の意を示しました。
大敗の責任は「すべて私にある」
その結果、新党「中道」は比例42議席、小選挙区7議席、合計49議席の獲得にとどまり、大敗を喫することになりました。野田氏は「主権者のご審判であり、厳粛に謙虚に受け止めたいと思います」と記しました。
長年仰ぎ見続けてきた先輩や苦楽を共にしてきたかけがえのない同志、将来有望な中堅・若手が議席に届かなかったことは、痛恨の極みだとしました。「この大敗の責任は、すべて共同代表である私にあり、その責任は極めて重大です」と述べ、共同代表を辞任したことを改めて説明しました。
「野田さん、自民にガチンコで負けてないって本気か」
「推し活って言い方、負け惜しみに聞こえる」
「でも確かに高市ブームみたいなのはあった」
「水中の陣って、そこまで追い込まれてるのか」
「野田さんの再起、応援したい」
「ガチンコ勝負で負けた実感はない」
しかし、野田氏は「自民党にガチンコ勝負で負けたという実感はありません」との心境もつづりました。「高市総理への期待感だけの『推し活』のようなイメージ論に、選挙戦全体が支配されてしまったように思います」と分析しました。
「何とも言えない独特の『時代の空気』に、私たちの訴えが飲み込まれてしまいました」と述べ、日本の社会は時々えも言われぬ「空気」に支配されることがあると指摘しました。しかし、それは常に危うさを伴うとし、「『ふわっとした空気』が『極論』に安易な解決を求める発想へと向かわないように注意しなければなりません」と警鐘を鳴らしました。
野田氏は全国を回る中で「物価高で生活が苦しい」「分断と対立に危機を感じる」という切実な声を確かに聞いたとし、生活の安心と平和を守る「穏健な政治勢力」として、中道のかたまりを作るという方向性は決して間違っていなかったと思うと述べました。
「水中の陣」から再起へ
新しく選出された小川淳也新代表の下で、中道の「種火」を絶やすことなく、その熱を伝播していきたいと決意を示しました。2月18日から国会が始まることに触れ、巨大与党が「数の論理」で極論を押し切ることがないよう、しっかり対峙していかねばならないと述べました。
「苦しい戦いになるでしょうが、間違っていることは正々堂々と質し、今まさに苦しむ人へ手を差し伸べられるよう全力で頑張ります」と記しました。
そして、今後については「背水の陣どころか水中の陣です。ドボンと落ちた水の中から浮かび上がり、崖に爪立て這い上がる決意です」と厳しい状況を認めつつ、再起への強い決意を示しました。引き続きの支援を心より願うと結びました。
野田氏の経歴と政治家としての歩み
野田佳彦氏は1957年5月20日生まれの68歳です。千葉県出身で、早稲田大学政治経済学部を卒業後、松下政経塾に第1期生として入塾しました。1987年に千葉県議会議員に初当選し、1993年の衆議院選挙で初当選しました。
民主党、民進党で要職を歴任し、2011年9月から2012年11月まで内閣総理大臣を務めました。総理在任中は消費税増税を含む社会保障と税の一体改革を推進し、2012年12月の衆議院選挙では民主党が大敗しました。
その後も立憲民主党で幹事長などを務め、2026年1月には立憲民主党と公明党が合流して結成された中道改革連合の共同代表(斉藤鉄夫氏と)に就任しました。しかし、2月8日の衆院選で大敗し、引責辞任しました。
中道改革連合の今後
中道改革連合は2月13日の代表選で小川淳也氏を新代表に選出しました。小川氏は元立憲民主党幹事長で、代表選では階猛氏を破りました。
中道改革連合は衆院選で公示前の167議席から49議席に大幅減となり、党の存続が危ぶまれる状況です。立憲民主党出身者が大量落選した一方、比例代表で優遇した公明党出身者は28人全員が当選し、党内最大勢力となっています。
野田氏が「水中の陣」と表現したように、中道改革連合は極めて厳しい状況に置かれています。自民党が316議席を獲得して圧勝した一方、野党第1党の中道はわずか49議席であり、国会での存在感を示すことが困難な状況です。
小川新代表のもとで党の立て直しが急務ですが、立憲出身者と公明出身者の融和、政策の明確化、国民への訴求力の向上など、課題は山積しています。野田氏が述べたように「穏健な政治勢力」としての中道の役割を果たせるかどうかが問われています。