辻元清美氏の資金管理団体、個人献金に企業住所記載 「不適切にもほどがある」記載の正当性に疑問

2025-04-17 コメント投稿する

辻元清美氏の資金管理団体、個人献金に企業住所記載 「不適切にもほどがある」記載の正当性に疑問

立憲民主党の辻元清美代表代行(参院比例)の資金管理団体が2021年に受け取った個人献金について、寄付者の住所欄にその人物が代表を務める企業の所在地を記載していたことが17日、明らかになった。

寄付額は100万円。この記載方法については、首相をはじめとする与野党の政治家らにも同様の事例が確認されており、企業・団体献金が禁じられている中で「抜け道ではないか」との指摘が出ている。

辻元氏の事務所は取材に対し、「総務省からは、収支報告書の『住所』欄は実態に即して記載すればよく、『住民票上の住所に限る』といった制限はないとの説明を受けている」とし、違法性はないとの立場を示した。

実際、この寄付については、記載された住所宛てに領収書や寄付控除関連の書類が送付され、問題なく届いているという。事務所は「虚偽の住所を申告された事実はない」と強調した。

また、「発行する領収書にはすべて個人名を明記しており、企業名を記載したり、空欄で出すようなことは一切ない」として、企業献金を偽装したという疑いを否定した。

しかし、政治資金に詳しい日本大学の岩井奉信名誉教授は、「直ちに政治資金規正法に違反するとまでは言えないが、企業・団体献金を個人名義に切り替えたように見える」と懸念を示す。

実際、こうした記載方法は首相や閣僚のほか、政治資金規正を所管する衆議院の政治改革特別委員会の理事などにも見られている。岩井氏は「形式的にはルール違反ではないが、国民から見ればごまかしに映る。説明責任を果たすべきだ」と各議員に透明性の確保を求めた。

立憲民主党はかねてから「企業・団体献金の全面禁止」を掲げ、法案も提出している。辻元氏自身も、禁止に否定的な石破茂首相の姿勢を、人気ドラマにひっかけて「不適切にもほどがある」と強く批判していた。

そうした中で、自らの政治団体に同様の記載があったことについて、説明の整合性を問う声も出ている。

コメント投稿する

2025-04-17 13:48:41(藤田)

コメント投稿

コメントを投稿することができます。管理者の確認後公開されます。誹謗中傷・公序良俗に反する投稿は削除されます。

※サイト運営スタッフにより内容が確認後公開されます。24時間以内に確認されます。

関連する活動報告

人気のある活動報告

関連書籍

声をつなぐ-崖っぷちで見つけた「希望のデモクラシー」

声をつなぐ-崖っぷちで見つけた「希望のデモクラシー」

国対委員長

国対委員長

女の子でも総理大臣になれる? 国会への道

女の子でも総理大臣になれる? 国会への道

いま、「政治の質」を変える

いま、「政治の質」を変える

護憲派による「新九条」論争

護憲派による「新九条」論争

世代間連帯

世代間連帯

辻元清美

新着記事

検索

政治家の名前検索、公約の検索が行えます。

ランキング

政治家や公約の各種ランキングを見ることができます。

ランダム評価

公約・政策がランダム表示され評価することができます。

選挙情報

今からの選挙・過去の選挙結果などが確認できます。

アンケート

当サイトで行っているアンケート・投票にご協力ください。

「先生の通信簿」は、議員や首長など政治家の公約・政策を「みんなで」まとめるサイトです。また、公約・政策に対しては、進捗度・達成度などを含めたご意見・評価を投稿することができます。

政治家や議員の方は、公約・政策を登録し有権者にアピールすることができます。また、日頃の活動報告も登録することができます。

選挙の際に各政治家の公約達成度や実行力など参考になれば幸いです。

※この情報は当サイトのユーザーによって書き込まれた内容になります。正確で詳しい情報は各政治家・政党のサイトなどでご確認ください。

X (Twitter)

標準偏差:20.76