2026-01-27 コメント投稿する ▼
辻元清美氏が高市政権猛批判、地元高槻で尾辻かな子氏応援、政治とカネも物価高も解決していないと"辻元節"
マイクを握った辻元氏は、2024年10月の前回衆院選を振り返りながら、自民党の裏金問題や高市早苗政権の物価高対策の遅れを厳しく批判し、"辻元節"をさく裂させました。 辻元氏は2021年衆院選で大阪10区から出馬し落選しましたが、2022年の参院選全国比例で当選し国政に復帰しています。 今回の衆院選では、辻元氏は尾辻かな子氏に「辻元清美のバトン」を引き継ぎました。
立憲民主党の辻元清美参議院議員(65)が2026年1月27日、衆院選公示日に地元・大阪府高槻市で大阪10区(高槻市、島本町)から中道改革連合で出馬した立民前職の尾辻かな子氏(51)の応援に入りました。マイクを握った辻元氏は、2024年10月の前回衆院選を振り返りながら、自民党の裏金問題や高市早苗政権の物価高対策の遅れを厳しく批判し、"辻元節"をさく裂させました。辻元氏は2021年衆院選で大阪10区から出馬し落選しましたが、2022年の参院選全国比例で当選し国政に復帰しています。今回は自らのバトンを受け継ぐ尾辻氏を全力で応援し、「辻・辻コンビ」での活躍を訴えました。
「選挙の争点は裏金問題だった」と2024年衆院選を振り返る
辻元清美氏は2026年1月27日、地元・大阪府高槻市で行われた衆院選公示日の街頭演説でマイクを握り、2024年10月の前回衆院選について「選挙の争点は裏金問題だった」と振り返りました。
辻元氏は、自民党の裏金問題、企業・団体献金などの「政治とカネ」の問題について、「自民党は企業・団体献金について拒否をしたまま」と主張しました。前回衆院選では自民党の裏金問題が大きな争点となり、有権者の厳しい目が向けられましたが、その後も自民党は企業・団体献金の全面禁止を拒否し続けていると指摘しました。
辻元氏は「政治とカネの問題は解決していない。国民の暮らしを向いていない自民党政権が続いている」と厳しく批判し、高市早苗政権に対しても変わらぬ姿勢を見せています。
物価高対策「3カ月も石破おろし、年末にちょろっと国会」と批判
辻元清美氏は物価高対策についても厳しい批判を展開しました。「昨夏からせめて食料品だけでも消費税をゼロにして、毎日の食卓をお支えしたいと訴えてきた」と述べ、野党が一貫して物価高対策を求めてきたことを強調しました。
しかし、自民党の対応については「3カ月も石破おろしをして、総裁選に長時間かけて、年末に、ちょろっと国会を開いただけ」と批判しました。石破茂氏が2024年9月に自民党総裁に就任したものの、党内からの反発で「石破おろし」が続き、政策よりも党内政局に時間を費やしたと指摘しました。
さらに辻元氏は「物価高対策もそっちのけ。これでまた選挙?」とあきれた様子を見せ、国民の生活が苦しい中で、政治が内輪の権力争いに明け暮れていることへの怒りをあらわにしました。
「政治とカネの問題、何も解決していない。自民党は企業献金を拒否したまま」
「3カ月も石破おろしをして、物価高対策はそっちのけ。これでまた選挙ですか」
「国民の暮らしを向いていない自民党政権がずっと続いている」
「辻元清美のバトンを尾辻かな子さんに受け継いで、衆議院で頑張ってほしい」
「辻・辻コンビで高槻、島本から全国活動もいたします」
「国民の暮らしを向いていない」高市政権を猛批判
辻元清美氏は、高市早苗政権に対しても「政治とカネも物価高対策も解決していない。国民の暮らしを向いていない自民党政権が続いている」と猛批判しました。
高市早苗氏は2024年10月の衆院選後、石破茂首相の退陣を受けて2024年10月21日に第102代内閣総理大臣に就任しました。しかし、辻元氏から見れば、高市政権も自民党の体質を引き継いだままで、国民の生活を最優先にしていないということです。
辻元氏は"辻元節"をさく裂させ、高市政権の姿勢を厳しく批判しました。"辻元節"とは、辻元氏独特の歯に衣着せぬ物言いと、国民目線での鋭い批判が特徴です。長年にわたって市民運動や野党政治家として活動してきた辻元氏ならではの、庶民感覚に根ざした批判は、支援者から大きな拍手を浴びました。
尾辻かな子氏に「辻元清美のバトン」を引き継ぐ
辻元清美氏は2021年の衆院選で大阪10区から出馬しましたが、日本維新の会新人の池下卓氏に敗れ、次点で落選しました(惜敗率82.715%)。比例復活もできず、7期28年にわたる衆議院議員としての活動に一旦ピリオドを打ちました。
しかし、辻元氏は2022年の参院選全国比例で立候補し、当選を果たしました。地元の大阪府高槻市の事務所に集まった支援者は喜びをあらわにし、辻元氏は国政に復帰しました。現在は参議院議員として、立憲民主党代表代行やジェンダー平等推進本部長などを務めています。
今回の衆院選では、辻元氏は尾辻かな子氏に「辻元清美のバトン」を引き継ぎました。尾辻氏は辻元氏と同じく市民活動出身で、長年にわたって一緒に国会で苦楽をともにしてきた仲間です。辻元氏は「私、辻元は参議院。尾辻は衆議院で頑張れるように。辻・辻コンビでいきたいと思っております」と述べ、「辻・辻コンビ」での活躍を訴えました。
辻元氏は「私、引退しませんよ。言うておきますけど」と笑いを誘いながら、「高槻、島本から全国活動もいたします。私より15歳も若い次の世代に尾辻さんにしっかり引き継いでいただいて2倍、3倍に女性の力を国会で発揮したい」と訴えました。
尾辻かな子氏とは、LGBTQと福祉の専門家
尾辻かな子氏は1972年2月16日生まれの51歳(2026年1月時点)で、大阪府高槻市出身です。辻元清美氏とは地元が同じで、長年にわたって市民活動や政治活動で協力関係にありました。
尾辻氏は、日本の国会議員として初めて同性愛者であることを公表した人物として知られています。LGBTQの権利擁護や多様性の尊重を訴え続けてきました。また、社会福祉士の資格を持ち、福祉政策にも精通しています。
尾辻氏は2013年の参院選大阪選挙区に立候補しましたが落選。その後、2017年の衆院選で大阪2区から立候補し、比例復活で初当選しました。2021年の衆院選では大阪2区から再選を果たしましたが、2024年の衆院選では大阪10区に国替えして立候補し、再び比例復活で当選しました。
今回の2026年衆院選では、立憲民主党と公明党が合流した新党「中道改革連合」から出馬しています。辻元氏から「辻元清美のバトン」を受け継ぎ、大阪10区での勝利を目指しています。
大阪10区は激戦区、維新・池下氏、自民・加納氏、参政・井上氏も出馬
大阪10区(高槻市、島本町)は、2026年衆院選でも激戦が予想される選挙区です。同選挙区には、中道改革連合の尾辻かな子氏(51)のほか、日本維新の会前職の池下卓氏(50)、自民党新人の加納陽之助氏(45)、参政党新人の井上誠也氏(29)が出馬しています。
池下卓氏は2021年の衆院選で辻元清美氏を破って初当選し、2024年の衆院選でも再選を果たした現職です。親子孫三代にわたって高槻市議会議長を務めた家系の出身で、地元に強い地盤を持っています。
加納陽之助氏は元国会議員の娘婿で、辻元氏によれば「国会議員でもないのに裏金に関与していた。パーティー券を売って裏金をもらってた」とのことです。
井上誠也氏は参政党の新人候補で、29歳という若さで挑戦しています。
大阪10区は高槻市、島本町ともに大阪市、京都市のベッドタウンとしての性格を有しており、無党派層が多く、選挙時に無党派層の票を掴んだ候補が当選する傾向にあります。
辻元清美氏の経歴、土井たか子氏からバトンを受け継ぐ
辻元清美氏は1960年4月28日生まれの65歳(2026年1月時点)で、奈良県吉野郡大淀町に生まれ、大阪府高槻市で育ちました。早稲田大学教育学部を卒業し、学生時代にNGOピースボートを創設しました。
辻元氏は1996年の衆院選で社会民主党から比例近畿ブロックで初当選し、以来7期28年にわたって衆議院議員を務めました。NPO法を議員立法で成立させたほか、被災者生活再建支援法、情報公開法、児童買春・ポルノ禁止法などの成立に尽力しました。
2009年には国土交通副大臣(鳩山由紀夫内閣)、2011年には災害ボランティア担当の内閣総理大臣補佐官(菅直人第2次改造内閣)を歴任しました。2017年には女性として初めて野党第一党の国会対策委員長に就任し、国会運営の舵取りを担いました。
辻元氏は、社民党の土井たか子氏から政治のバトンを受け継いだ人物として知られています。土井氏は「おたかさん」の愛称で親しまれ、「ダメなものはダメ」という言葉で知られるリベラル派の重鎮でした。辻元氏は土井氏の後継者として、市民目線での政治活動を続けてきました。
そして今、辻元氏は尾辻かな子氏に「辻元清美のバトン」を引き継ぎ、次の世代へとつなごうとしています。