2025-02-20 コメント投稿する ▼
群馬・山本知事、県庁存続に柔軟姿勢 「県民のためならなくても」
群馬・山本知事、「県庁がなくてもいい」
20日、群馬県の山本一太知事は記者会見で、村上誠一郎総務大臣が「県庁は不要」と発言したことについて、自身の考えを示した。
山本知事は「県庁はもちろん愛しているが、絶対になければならないものではない。将来的に県庁がなくても県民にとってプラスになるなら、それも一つの選択肢だと思う」と語った。
県庁の重要性を再評価
山本知事は、群馬県庁の職員が優秀であることに自信を持ち、「群馬県庁の職員は47都道府県の中でもナンバーワンだと思っている。今の施策も、県民の幸せを考えたものばかりだ」と強調。
しかし、もし県庁の存続が県民にとって不利益をもたらす場合、県庁の存在にこだわることが首長としての「エゴ」だとも指摘した。
村上総務相の「道州制」提案
この発言は、村上総務大臣が13日の衆院総務委員会で述べた内容を受けたものだ。
村上氏は日本の人口が今世紀末に半減するとの予測を踏まえ、現在の1700以上の市町村が300~400の市に再編されるべきだとし、その結果、県庁も不要になると主張していた。
また、「道州制も意味がない」と述べ、県庁の必要性に疑問を呈した。