群馬・上野村で山林火災51ヘクタール焼損 自衛隊・消防79人が消火継続

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群馬・上野村で山林火災51ヘクタール焼損 自衛隊・消防79人が消火継続

群馬県多野郡上野村乙母で2026年3月21日午前11時半ごろ、山林が燃えているとの通報があり、大規模な山林火災が発生した。 2026年1月にも群馬県藤岡市上日野で約53ヘクタールの山林火災が発生しており、県内での山林火災が相次いでいる。 - 2026年3月21日午前11時半ごろ、群馬県上野村乙母で山林火災が発生し、22日までに約51ヘクタールが焼損した。

東京ドーム11個分が炎に 群馬・上野村の山林火災、自衛隊・消防79人が消火継続


群馬県多野郡上野村乙母で2026年3月21日午前11時半ごろ、山林が燃えているとの通報があり、大規模な山林火災が発生した。2026年3月22日までに約51ヘクタール(東京ドーム約11個分)が焼損し、プレハブ小屋1棟が全焼した。けが人は確認されていない。消火活動は22日も継続されており、一部の避難指示は解除されたものの鎮火には至らず、住民や関係機関の緊張が続いている。上野村は人口約700人という山間の小さな自治体で、広大な山林が村域の大部分を占める。そうした地域での大規模延焼は、住民の生活と安全に直結する深刻な問題だ。

火災の第一報は「山林で二手に延焼している」という通行人からの119番通報だった。地元消防とともに群馬・長野両県の防災ヘリが消火に当たったが、21日中は鎮火に至らなかった。群馬県は21日午後、陸上自衛隊に災害派遣を要請した。自衛隊のヘリ1機が現場に向かったものの、山地の地形や火勢の影響で着陸できず、同日中の本格的な活動は見送りとなった。

住宅300メートルまで延焼 9世帯10人が避難、一時110軒が停電


21日夜の時点では、上野村役場の北西側の山林を中心に約21ヘクタールに拡大し、日没時点で住宅からおよそ300メートルの地点まで延焼が迫る緊迫した状況となった。火の勢いを受けて当初7世帯、その後9世帯10人に避難指示が出され、上野村が開設した避難所に住民が身を寄せた。また、消防からの要請を受け、東京電力パワーグリッドが2026年3月21日午後8時から上野村の一部エリア(約110軒)で緊急停電の措置を取った。消火活動を安全かつ円滑に進めるための緊急対応だったが、停電を余儀なくされた住民への影響も少なくなかった。

22日は、午前6時半ごろから自衛隊ヘリ2機に加え群馬・埼玉両県の防災ヘリも参加して計3機体制で空からの散水が行われた。地上では消防隊と地元消防団合わせて79人が連携して消火活動を続けた。夜間の消火活動により延焼防止が一定程度進んだとして、9世帯に出されていた避難指示は22日午前7時に解除された。しかし山林内にはなお残火が残っており、完全鎮火には至っていない。

「山の近くに住んでいるから他人事じゃない。乾燥注意報が出たら本当に怖い」
「ヘリや消防の方々が体を張って消火してくれている。感謝しかない」

乾燥注意報が拍車 急峻な山地で地上消火も困難な状況


消火を困難にした要因の一つが、乾燥した気象条件だ。前橋地方気象台によると、上野村では2026年3月20日以降、乾燥注意報が出されていた。3月から5月にかけては群馬県が「山火事予防運動」の重点期間と定めており、空気の乾燥や強風により山林火災が発生しやすい季節にあたる。加えて現場周辺は山地が入り組んだ急峻な地形で、消防車両が近づきにくく空中からの散水に頼らざるを得なかった面が大きかったとみられる。乾燥注意報が出ている時期の野外での火の使用には、今後も十分な注意が求められる。

「停電まで必要になるとは思わなかった。地元の方々が心配だ」
「山が燃えると生態系の回復にも何十年もかかる。いち早い鎮火を願っている」

県内で山林火災が相次ぐ 山林回復には長期取り組みが不可欠


群馬県では過去にも大規模な山林火災が発生している。群馬県林政課によると、2014年4月に桐生市で発生した山林火災では消火開始から鎮火確認まで2週間以上を要し、190ヘクタール超の森林が被害を受けた。これは県内過去最大規模の被害だ。今回の上野村の火災は規模こそ異なるものの、51ヘクタールという焼損面積は決して小さくなく、失われた山林の生態系回復には長期的な取り組みが必要となる。2026年1月にも群馬県藤岡市上日野で約53ヘクタールの山林火災が発生しており、県内での山林火災が相次いでいる。

プレハブ小屋1棟が全焼し、約51ヘクタールもの山林が失われた今回の火災。山林の回復には長期にわたる時間と多大な費用がかかるとされており、地域の自然環境や防災機能への影響も懸念される。乾燥が続く春先は山林火災が起きやすい季節であり、火の取り扱いへの注意と早期発見・早期通報の重要性が改めて浮き彫りになった。2026年3月22日現在、消火活動は継続中で早期の完全鎮火に向けた取り組みが続いている。

「毎年乾燥する季節になると山火事のニュースが増える。火の扱いには本当に気をつけてほしい」

まとめ
  • 2026年3月21日午前11時半ごろ、群馬県上野村乙母で山林火災が発生し、22日までに約51ヘクタールが焼損した
  • 当日中は自衛隊ヘリが着陸できず、22日に自衛隊・防災ヘリ計3機と消防・消防団合計79人が消火活動を展開した
  • 9世帯10人に避難指示が出され、約110軒で緊急停電の措置も取られた。避難指示は22日午前7時に解除
  • 2026年3月20日以降、乾燥注意報が出ており、急峻な地形とあわせて消火を困難にした
  • 県内では2026年1月にも約53ヘクタールの山林火災が発生しており、乾燥期の山林火災への注意喚起が一層求められている

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2026-03-22 17:29:54(うみ)

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