2026-01-23 コメント投稿する ▼
群馬県が2025年度インバウンド研修会募集開始、外国人対応力強化へ
山本一太知事率いる群馬県は、2025年度の群馬インバウンドカレッジ研修会の募集を開始しました。 県内の観光事業者を対象に、外国人観光客への対応力向上を図る取り組みが本格化しています。 群馬県観光リトリート推進課インバウンド・誘客促進係は、県内で外国人誘客に取り組む観光事業者を対象とした研修会を実施します。
群馬県観光リトリート推進課インバウンド・誘客促進係は、県内で外国人誘客に取り組む観光事業者を対象とした研修会を実施します。この研修会の運営業務は株式会社やまとごころが受託しています。
二段階研修で実践力を養成
今年度の研修は基礎編と実践編の2回構成で、会場参加とオンライン参加のハイブリッド形式で開催されます。対象は「外国人誘客のためのパートナー施設」に登録している施設となっています。
基礎講座では、インバウンド集客に必要な3つの要素、観光事業者として押さえるべきインバウンド対応の基本、AIの発展と観光ビジネスの変化について学びます。講師はジャパン・ワールド・リンク株式会社の代表取締役社長が務めます。
一方、実践講座では多言語化対応の基本姿勢と考え方、機械翻訳や表記における日本人の英語に見られる落とし穴とその対策、知っている英単語やカタカナ英語でも通じるコツなどを扱います。講師は株式会社ライフブリッジの代表取締役が担当します。
「草津温泉に外国人がすごく増えてる。接客どうしよう」
「インバウンド対応って何から始めればいいかわからない」
「機械翻訳使ってるけど、これで本当に伝わってるのか不安」
「外国人のお客さんに満足してもらいたいけど、英語できない」
「研修受けたいけど、仕事休めないからオンラインありがたい」
コロナ後の急回復で支援ニーズ高まる
群馬県の外国人延べ宿泊者数は、2023年に31万7千人泊を記録し、前年比で578.4パーセントの大幅増となりました。コロナ禍から回復し、草津温泉や富岡製糸場などの観光資源を持つ群馬県への外国人旅行者が急増している状況です。
特に台湾や香港からの観光客が多く、東京都や神奈川県と組み合わせた周遊ルートが人気を集めています。都心から近く、温泉、自然、食などに恵まれた群馬県の強みを生かした「リトリートの聖地」を目指す県の方針のもと、受入環境の整備が急務となっています。
山本知事の観光戦略
山本一太知事は2期目を「攻めの4年間」と位置づけ、「リトリートの聖地」「クリエイティブの発信源」「レジリエンスの拠点」という3つの近未来構想を掲げています。インバウンド対策はこの構想の重要な柱の一つです。
県では外国人誘客に取り組む観光事業者向けのパートナー施設制度を設けており、登録施設に対して勉強会や情報提供を継続的に実施しています。2025年度の研修会はその一環として、より実践的な内容で事業者の対応力強化を図る狙いがあります。
群馬県観光振興計画では、インバウンドの割合や旅行消費額単価が他県に比べて低いことが課題として指摘されており、受入環境整備と魅力的な観光コンテンツの創出により、旅行者数の増加と消費額向上を目指しています。
今回の研修会は、現場の事業者が直面する言語や文化の違いによる課題に対し、具体的なノウハウを提供する機会として期待されています。ハイブリッド形式の採用により、多忙な観光事業者も参加しやすい環境が整えられています。