2025-08-08 コメント投稿する ▼
石垣市長選、中山義隆氏が総決起大会 「解決策すぐ出せる」4期の経験で市政継続訴え
石垣市長選、中山義隆氏が総決起大会 4期の実績と課題解決力を強調
8日夜、石垣市民会館大ホールで開かれた石垣市長選の総決起大会で、4期15年の実績を持つ前職の中山義隆氏(58)=自民、公明推薦=が支持者を前に、市政継続による課題解決への自信を語った。中山氏は「私は行政課題の解決策をすぐに出せる」と強調し、将来を見据えた政策を仕上げて「次にバトンタッチをするのが役目」と述べた。市議補選に立候補する新里裕樹氏と共に、幅広い支持を呼びかけた。
会場には多くの支持者が集まり、熱気に包まれた。後援会長の平良聡氏は、中山市政が実現してきた政策を列挙し、「石垣には経験と信頼あるリーダーが必要。再び中山氏に託そう」と呼びかけた。
「経験があるからこそ難題にも即対応できる」
「4期の実績は伊達じゃない」
「相手候補は討論会を欠席、政策論争から逃げている」
「市政を停滞させるわけにはいかない」
「市民の安心を守れるのは中山氏だ」
相手候補への批判も飛び出す
自民党石垣市支部長の大浜一郎県議は、7日に行われた市長選の青年会議所主催討論会に欠席した相手候補を名指しこそしなかったが、「市長選で政策が議論できない。筋が通らない候補。負けられない」と厳しく批判。討論の場に立たない姿勢は、市民への説明責任を果たしていないと指摘し、中山氏への結集を求めた。
与党の全面支援体制
大会では自民・公明両党から推薦状が交付され、自民党沖縄県連の座波一幹事長は「中山氏を支え、自公連携で来年の県知事選も頑張りたい」と述べ、地方選から県政・国政への連携を強調。公明党八重山連合の平良秀之支部長も「公明と中山氏で物価高対策や社会保障の整備、平和行政を進めたい」と支援を表明した。
さらに、尖閣諸島調査で中山氏と協力してきた国民民主党の山田吉彦参院議員は、「市民が安全に暮らせる島にできる中山氏の安全保障は現実論だ」と評価し、党派を超えた支持を示した。
市議補選と一体の選挙戦
市議補選に立候補する新里裕樹氏は、「中山氏と共に当選し『世界一幸せあふれる石垣』をつくる」と力強く宣言。大会の最後は恒例のガンバロー三唱で締めくくられ、会場は一体感に包まれた。
今回の市長選は、市政継続による安定と課題解決を訴える中山氏と、新たな方向性を打ち出す相手候補の対立構図だ。尖閣問題や物価高、観光と環境保全のバランスといった課題にどう向き合うかが、石垣市の未来を決める分岐点となる。