2025-07-31 コメント投稿する ▼
石垣市長選、中山義隆氏が自公協力体制へ前進 女性部大会で支持拡大図る
自公推薦が事実上内定 公明党関係者も明言
7月31日夜、沖縄県石垣市で行われた中山義隆氏の女性部大会に、自民・公明の関係者が顔を揃えたことで、来たる石垣市長選における自公の選挙協力体制が事実上構築されたことが明らかになった。
会場の市民会館中ホールには、公明党の平良秀之市議、三盛克美竹富町議、さらに自民党県連で役員を務める大浜一郎県議も出席し、推薦状の交付は時間の問題という見方が広がっている。
公明党の平良市議は壇上で「来週には必ず推薦状が交付されるという確信のもと、私たち3人が出席している」と発言。これは、形式上の推薦決定が遅れているものの、政党間の協力はすでに確定的であることを示している。
公明党はこれまで石垣市長選で自主投票を選ぶこともあったが、今回のように早い段階から候補者陣営のイベントに出席することは異例であり、推薦決定を事実上の「内定」と捉える向きは多い。
「長期政権批判はブーメラン」 妻・祥子氏が反論
大会では、中山氏の妻・祥子氏が登壇し、「新聞で長期政権批判がブーメランと書かれているが、あのころと比べて今の石垣市は明るくなった」と述べたうえで、「石垣市の未来を考え、政策を実行できるのは中山しかいない」と力を込めた。
中山氏はこれまでの経緯、特に市職員の不祥事や議会による不信任決議、失職に至った一連の動きについて言及。「台湾との航路開設など、まだやりかけの仕事がある。市民の命と財産を守るため、もう一度市長として働かせてほしい」と訴え、場内の拍手を誘った。
現場から上がる「安定求む」の声
中山氏はこれまでも石垣市のインフラ整備や観光振興、防災政策などに尽力してきたとされ、市民の間でも評価する声は少なくない。一方で、議会との対立構造が続いていたことへの懸念も根強い。
今回の女性部大会では、地元支援者たちが「一枚岩」となって中山氏を支える姿勢が前面に出た。女性代表の砂川なおみさんや、後援会長の平良聡氏らが次々と登壇し、中山氏の再選を強く後押しした。
最後には金城せなさんの音頭で「ガンバロー三唱」が行われ、会場は大きな拍手と掛け声に包まれた。
国民・市民・有権者の声として、SNSには以下のような投稿もあった。
「やっぱり石垣市を任せられるのは中山さんしかいない」
「議会との軋轢はあったけど、実績はちゃんとある」
「公明党が推薦するなら、それなりに政策的に整合してるのかな」
「長期政権批判されてるけど、安定してたのは確か」
「市民感情とズレた議会より、市長のほうが現場を分かってる気がする」
選挙戦の構図は自公 vs 野党系か
今回の市長選では、自民・公明が推薦を固める中山氏に対し、対抗馬は野党系候補とみられている。過去の選挙では保守系と革新系が激しくぶつかる構図が繰り返されてきたが、今選挙でもその構図が色濃く出る可能性がある。
中山氏が掲げる公約の柱は、観光振興と安全保障、教育・福祉の充実とされる。一方で、前職時代には議会との対立によって政策実行にブレーキがかかる場面も見られた。今回はその教訓を生かし、議会との協調に向けた姿勢も問われる選挙になるとみられている。
中山氏はこの日、「批判に流されず、リアルな課題と向き合い、市民のために働きたい」と繰り返した。今後、正式な推薦発表とともに選挙戦は本格化し、争点もより明確になっていく見通しだ。