2025-10-12 コメント投稿する ▼
神谷宗幣参政党代表が和田政宗宮城県知事候補を応援、グローバリズム反転訴え
参政党の神谷宗幣代表が仙台を訪れ、2025年10月26日投開票の宮城県知事選挙に立候補している和田政宗候補の応援演説を行いました。 神谷氏は水道やインフラの民営化、メガソーラー、外国人労働者依存、増税、ジェンダーレス政策といったグローバリズムの流れを地方から反転させるターニングポイントにしたいと訴えました。
参政党は2025年9月19日、和田候補と政策覚書を締結し、独自候補の擁立を見送りました。組織としての推薦は行わず自主投票としていますが、神谷代表は個人として積極的に応援活動を展開しています。
グローバリズムとの戦い
神谷氏が宮城県知事選を重視する理由は、地方からグローバリズムの流れを反転させる成功体験を作り、それを他の都道府県に広げていくためです。具体的には以下の政策転換を目指しています。
水道やインフラの民営化は、外資を含む民間企業に公共インフラを委ねることで、料金高騰やサービス低下のリスクがあると指摘されています。実際、海外では水道民営化後に料金が数倍に跳ね上がった事例も報告されており、国民の生活を守るためには公共インフラの民営化を阻止すべきだという主張です。
「水道民営化なんて絶対反対。生活に直結する問題だよ」
「メガソーラーで景観破壊されて、地元民は困ってる」
「外国人労働者に頼る前に、日本人が働ける環境を作るべき」
「増税ばかりで国民の生活は苦しくなる一方だ」
「ジェンダーレス政策は伝統的な家族観を壊している」
メガソーラーや風力発電などの再生可能エネルギー政策についても、環境破壊や景観破壊、地域住民の生活への影響が問題視されています。脱炭素政策そのものが、グローバルな枠組みの中で日本に不利な条件を押し付けているという批判もあります。
外国人労働者依存からの脱却
外国人労働者に頼る仕組みについて、神谷氏は日本人の雇用を第一に考えるべきだと主張しています。移民や難民は法と文化を順守するべきであり、そのための法整備が必要です。これを排他主義と批判する声もありますが、法を犯して海外に逃げられる恐れがある以上、適切な管理は当然の措置です。
増税についても、減税こそが民意であり、参院選で示された国民の声を無視すべきではないと強調しています。給付金ではなく減税によって国民の手取りを増やすことが、経済活性化にもつながるという考え方です。
ジェンダーレス政策については、伝統的な家族観や男女の役割分担を否定するものとして批判しています。神谷氏は過去の街頭演説で、若い女性が子どもを産める環境を整えることが少子化対策の基本だと述べており、男女共同参画のやり方を見直すべきだと主張してきました。
和田政宗候補の政策
和田政宗候補は元NHKアナウンサーで、自民党の元参議院議員です。慶應義塾大学法学部を卒業後、NHKで報道や災害対応に携わり、2013年に参議院議員に初当選しました。2期12年務め、国土交通大臣政務官や内閣府政務官などを歴任しています。
和田候補が掲げる主な政策は、全国初となる出産・育児費用の完全無償化や子育て世帯重視の減税など、大胆な少子化対策です。宮城県の合計特殊出生率は全国平均を下回っており、子育て支援の強化が急務となっています。
参政党との政策覚書では、水道民営化の阻止、移民政策の見直し、葬送の自由、再生可能エネルギー政策の転換などで合意しました。長期多選の弊害を抑制し健全なガバナンスを取り戻すことも、重要な目標としています。
現職は6選目指す村井知事
2025年10月9日に告示された宮城県知事選挙には、過去最多と並ぶ5人が立候補しました。6選を目指す現職の村井嘉浩氏(65歳)、新人で自民党元参院議員の和田政宗氏(51歳)、立憲民主党を離党した新人で元県議の遊佐美由紀氏(62歳)などが無所属で出馬しています。
村井知事は2005年から20年にわたり県政を担ってきましたが、長期政権に対する批判もあります。参政党は長期多選の弊害を抑制し、県政の刷新を図ることを重視しています。
地方から日本を変える戦略
神谷氏は龍馬プロジェクト全国会の会長として、地方議員のネットワークを築いてきました。2020年に参政党を結党し、2022年の参院選で初議席を獲得しました。YouTubeチャンネルCGSは登録者45万人を超え、総再生回数は1億4000万回に達しています。
参政党の基本戦略は、地方から国政を動かすことです。宮城県知事選での勝利は、その戦略の試金石となります。成功すれば他の都道府県にも波及効果が期待でき、国政にも影響を与える可能性があります。
神谷氏は、宮城の皆さんに立ち上がってほしい、そしてその成功体験を他の都道府県に広げていくことで、地方からも日本を変えていきたいと訴えています。グローバリズムに対抗し、国益を守る政治を実現するために、宮城県知事選は重要な戦いとなっています。