2025-12-02 コメント投稿する ▼
公約千葉県がセイン・カミュ講師にセミナー、336万円予算で多文化共生推進
千葉県が令和7年度(2025年度)事業として、約336万円の予算を投じて多文化共生社会づくりに対する県民の理解を深めるセミナー事業を展開することが明らかになりました。 その一環として、タレントのセイン・カミュ氏を講師に迎えた国際理解セミナーを実施する予定です。
税金336万円で多文化共生セミナー
熊谷知事の千葉県、セイン・カミュ氏講師に1000人規模イベント開催へ
千葉県が令和7年度(2025年度)事業として、約336万円の予算を投じて多文化共生社会づくりに対する県民の理解を深めるセミナー事業を展開することが明らかになりました。その一環として、タレントのセイン・カミュ氏を講師に迎えた国際理解セミナーを実施する予定です。熊谷俊人知事(無所属)が進める多文化共生政策の一環ですが、現在の物価高対策として財政出動や減税は一刻の猶予も許されない状況で、このような啓発事業への税金投入に対して県民の理解が得られるかが注目されます。
セイン・カミュ氏が語る「僕らはみんな地球人」
今回のセミナーは千葉県と公益財団法人ちば国際コンベンションビューローの主催により実施されます。プログラムは「セイン・カミュが語る 僕らはみんな地球人」と題した講演と、ジュニアコーラスフェアリーズによる合唱「世界が一つになるまで」「小さな世界」の二部構成となっています。
セイン・カミュ氏は1970年11月27日生まれのアメリカ人タレントで、ニューヨーク州出身です。6歳の時に来日し、日本で長く活動してきました。フランス系アメリカ人の父とイギリス人の母を持ち、大叔父にはノーベル文学賞を受賞したフランス人作家のアルベール・カミュがいる国際色豊かな経歴を持ちます。
最近では育児、教育、食育や環境、エコなどをテーマにした、パネラー、講演活動を積極的に展開しており、多文化共生をテーマにした講演実績もあります。
熊谷俊人知事の多文化共生政策
熊谷俊人氏は1978年生まれの政治家で、現在千葉県知事を務めています。2025年3月の知事選では再選を決めており、現在2期目です。過去には千葉市長を3期務め、最年少政令指定都市市長として話題になりました。
千葉県では多文化共生に関する取り組みを強化しており、2024年には「千葉県多文化共生推進プラン」を改訂し、「千葉県外国人活躍・多文化共生推進プラン」を策定しました。同プランでは「誰もが活躍し、安心して暮らすことにより、将来にわたり社会の活力を生み出せる県づくり」を基本目標としています。
「セイン・カミュの講演を聞いて多文化共生について考えてみたいです」
「336万円もかけるなら、もっと直接的な支援に使ってほしい」
「外国人との共生は大切だけど、まずは生活が苦しい県民の支援を」
「講演よりも実際の多言語サービスを充実させてほしい」
「税金の使い方として本当に効果があるのか疑問です」
336万円の予算内訳と他の事業
令和7年度の事業計画では、「多文化共生社会の基盤づくり」として約336万円が予算計上されています。この取り組みには、セイン・カミュ氏を講師とする「国際理解セミナー」のほか、「国際協力パネル展」「国際フェスタCHIBA」「ちば多文化みらい共創講座」「国際交流サロン」を実施するとされています。
セミナーの参加費は無料で、募集定員は1000名となっています。会場や開催日程についての詳細は今後発表される予定です。
事業を実施する公益財団法人ちば国際コンベンションビューローは、千葉県の国際交流活動の中核として、言葉や文化の異なる人々が互いに理解を深め、誰もが暮らしやすい社会をつくるための支援や啓発活動、人材育成等に努めている組織です。
企業や団体献金への批判も根強い中で、県民の税金を使った啓発事業の在り方について、今後県議会での議論が注目されます。多文化共生の理念は重要である一方、限りある財源の効果的な活用方法について県民からの厳しい目が向けられることは必至です。
この投稿は熊谷俊人の公約「誰もがその人らしく生きる、分かりあえる共生社会を」に関連する活動情報です。この公約は点の得点で、公約偏差値、達成率は10%と評価されています。