2025-12-12 コメント投稿する ▼
今井絵理子参院予算委質疑、アナウンサー調の話し方変化でSNS話題
デフリンピックや手話、障害者雇用について高市早苗総理らに質疑を行った今井議員の「まるでアナウンサーのような、ゆったりとした落ち着いた質疑」が注目を集め、SNSで話し方の変化を指摘する声が相次いでいます。 障害者雇用について質問した今井議員は、「私の息子も耳に障害がありますがプロレスラーとしてリングに立っている」「危なくないの?
聴覚障害の息子とともに歩んだ道のり
今井議員は冒頭、デフリンピックの成功を報告。そして「政治家としての原点は聴覚に障害がある息子の存在」「息子とともに歩んでいく中で手話に出会い学びました」と述べました。
先天性高度感音性難聴という聴覚障がいを持つ息子の礼夢さんは現在19歳で、プロレスラーの今井礼夢(18)として活躍しています。今井議員は質疑の中で、「僕は耳が聞こえないけれど、手話でコミュニケーションが取れるので不便に思うことはありません。でも、障害があるからこそ、強くて優しいプロレスラーになりたいと思っています」という息子の言葉を紹介しました。
プロレスラーとして活躍する息子への母の思い
障害者雇用について質問した今井議員は、「私の息子も耳に障害がありますがプロレスラーとしてリングに立っている」「危なくないの?と言う声もあった」と語りました。続けて「私も不安がなかったわけではない。でも仲間が工夫して、息子自身も何度も挑戦重ねて音のないプロレスのスタイルを作っていった」と述べ、「聞こえなくてもプロレスはできるのだろうか。怪我をしたらどうしようか。高校に進学せず大丈夫だろうか。正直、不安や心配など複雑な気持ちがありました」という当時の母親としての心境を明かしました。
「今井絵理子さんの息子さんプロレスラーになってたんですね。障害を乗り越えて頑張ってる」
「母の愛を感じる質疑でした。息子さんが立派に育っていて感動します」
「手話を交えた国会質疑は意義深いですね。障害者理解が進むきっかけになります」
「プロレスで頑張っている息子さんを誇らしく思う気持ちが伝わってきました」
「SPEEDの今井絵理子から政治家へ、そして息子を支える母親として成長している」
話し方の変化に注目集まる
約40分の質疑時間中、今井議員はゆったりとした落ち着いた質疑を展開しました。質疑直後、Xのトレンドに「今井絵理子」が浮上し、一部で「こんな喋り方だったっけ?」「今井絵理子議員って、こんな感じの話し方だったかな?」など、話し方の変化を指摘する声が上がりました。
これまでに手話を交えた国会質疑や医療的ケア児支援法の制定など、障がい者支援に尽力してきた今井議員ですが、今回の質疑では特に手話教員の不足問題などを訴えました。
高市早苗総理との質疑応答
高市早苗首相は12日の参院予算委員会で、2025年度補正予算案の物価高対策に効果があるか問われ「自負している」と述べた一方で、今井議員からは障害者問題について質問を受けました。自民党の高市早苗総裁は2025年10月21日、衆参両院の本会議で第104代首相に指名されました。女性の首相就任は初めてとなった高市総理にとって、同じ自民党女性議員からの質疑は注目を集めました。
政治家として原点を忘れない
「息子や障がいを持つ方々の声を政策に反映させたい」という思いで政治の道を歩む今井議員。政治を志したのは息子さんの障がいがきっかけでしたといい、「当時は今よりもネットの情報が乏しく、誰に相談していいのか分からず、手探りで進んでいくのが大変でした」という経験が政治参加への動機となりました。
現在の任期は2028年7月25日まで続きますが、今回の質疑は改めて今井議員の政治家としての成長と、母親として、そして障害者支援の当事者としての思いを示すものとなりました。