2025-04-25 コメント投稿する ▼
石丸伸二氏、「再生の道」から参院選へ10人擁立 都議選は36選挙区に45人展開
石丸伸二氏、新党「再生の道」から参院選10人擁立へ
地域政党「再生の道」代表の石丸伸二・前広島県安芸高田市長は4月25日、東京都内で記者会見を開き、今夏の参院選に擁立する候補者10人を発表した。石丸氏自身は出馬せず、選挙戦を支援する立場に回る。発表された候補者は東京選挙区1人と比例代表9人で、いずれも新人となる。
東京選挙区と比例で10人擁立
石丸氏は会見で「中央政治に風穴を開けるため、志ある人材を送り出したい」と意欲を示した。東京選挙区(改選数6)には吉田綾氏を擁立。比例代表には浦野仁氏、大谷佳弘氏、金井亨太氏、木島康雄氏、宜保晴毅氏、小林学氏、水野純也氏、宮田崇生氏、横山春紀氏の9人を立てる。
とりわけ注目されるのは、元沖縄県豊見城市長の宜保晴毅氏である。当初、6月の東京都議選への出馬調整が進められていたが、最終的に参院選比例代表への転向が決まった。宜保氏は地方行政の経験を武器に、「地方の声を国政に届ける」と訴えていく方針だ。
都議選では45人擁立 36選挙区に展開
「再生の道」は都議選でも積極的に候補者擁立を進めている。今回の発表により、全42選挙区のうち36選挙区に計45人の候補者を立てる見通しとなった。
石丸氏は「東京都政においても、既存勢力に頼らない政治のあり方を示したい」と語り、国政・地方選の両面で勢力拡大を目指す構えを見せた。
また、都議選擁立に向けた公募には、政界経験のない一般市民からの応募も多く寄せられており、石丸氏は「しがらみのない人材を集める」と強調している。これまでの政治の在り方に不満を抱く有権者層に訴えかける狙いだ。
石丸氏自身は「黒子」に徹する姿勢
今回、石丸氏自身は参院選に立候補せず、あくまでも候補者支援に徹する方針を明らかにした。安芸高田市長としての知名度を活かし、選挙戦では各地を回って応援演説を行う予定である。
石丸氏は「一人ひとりの候補者が主人公。私が出ることが目的ではない」と述べ、組織の拡大よりも政策提言型の政治活動を優先する考えを示した。
擁立候補者一覧
- 東京選挙区:吉田綾
- 比例代表:浦野仁、大谷佳弘、金井亨太、木島康雄、宜保晴毅、小林学、水野純也、宮田崇生、横山春紀
なお、今後も情勢に応じて追加擁立の可能性を探る方針も示している。
- 石丸伸二氏率いる「再生の道」が参院選に10人を擁立
- 東京選挙区に1人、比例代表に9人、全員新人
- 元豊見城市長の宜保晴毅氏は参院選へ転向
- 都議選では36選挙区に45人を擁立予定
- 石丸氏本人は参院選に出馬せず、支援活動に注力