経常収支11月は3兆6741億円黒字で過去最大、10カ月連続黒字維持

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経常収支11月は3兆6741億円黒字で過去最大、10カ月連続黒字維持

2025年11月の経常収支は3兆6741億円の黒字となり、前年同月比で10.0%増加しました。財務省が2026年1月13日に発表した国際収支速報によると、黒字は10カ月連続で、11月としては過去最大の記録となりました。輸出の増加と原油価格の低下による輸入減が黒字拡大に寄与しています。

貿易収支が5倍超の黒字に拡大


貿易収支は6253億円の黒字となり、前年同月の1121億円から5倍以上も拡大しました。輸出額は9兆3908億円で前年同月比5.1%増となり、特にアジアや欧州向けの輸出が好調でした。一方、輸入額は8兆7655億円で0.5%減少しています。原油価格の下落がエネルギー関連の輸入額を押し下げたことが主な要因です。

財務省の貿易統計によると、輸出は半導体等電子部品や一般機械が伸びを見せています。輸入については、原油や石炭などのエネルギー価格低下により、鉱物性燃料の輸入額が大きく減少しました。

「輸出が増えてるのに円安が続くって、どういうこと」
「貿易黒字になったのはいいけど、物価は下がらないよね」
「原油安のメリットがもっと生活に反映されてほしい」
「輸出企業が儲かっても給料上がらないんだけど」
「経常黒字が増えても国民生活は楽にならない」

第一次所得収支も堅調維持


海外投資に伴う利子や配当の収支を示す第一次所得収支は3兆3809億円の黒字で、前年同月比0.2%増とほぼ横ばいでした。日本企業の海外子会社からの配当金が安定的に流入しており、経常黒字の主要な支えとなっています。

一方、サービス収支は441億円の赤字となり、前年同月の2677億円の黒字から赤字に転落しました。企業の研究開発に伴う受取額が減少したことが影響しています。訪日外国人の消費から日本人の海外旅行での消費を差し引いた旅行収支は4524億円の黒字でしたが、黒字幅は前年同月比で19%減少しました。

10カ月連続黒字の背景


2025年11月までの経常収支は10カ月連続で黒字を維持しています。この背景には、原油価格の低下によるエネルギー輸入コストの削減と、アジアや欧州向けを中心とした輸出の増加があります。

2025年度上期の経常収支は17兆5128億円の黒字で、前年同期比14.1%増加し、年度の半期ベースで過去最大を記録しています。貿易収支が黒字に転じたことが大きく寄与しました。

ただし、日本の経常黒字の構造は2000年代半ば以降、貿易収支の黒字から第一次所得収支の黒字へと変化しています。第一次所得収支は主に海外子会社からの配当金などで構成されており、国内の雇用や設備投資に直接つながりにくいという課題があります。

2024年通年の経常黒字は29兆2615億円で、比較可能な1985年以降で過去最大となりました。しかし、その内実は海外拠点で稼いだ利益が中心であり、国内産業の競争力強化が引き続き重要な課題となっています。

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2026-01-13 14:03:10(うみ)

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