2025-12-11 コメント投稿する ▼
片山さつき財務相に新たな収入隠し発覚!参院選直前20万円不記載で選挙資金裏金化の疑い
週刊文春の取材により、新たに計20万円の収入不記載が明らかとなり、専門家は「選挙のカネまでが裏金化している疑い」があると厳しく指摘しています。 静岡県産業廃棄物協会政治連盟の収支報告書によると、2022年6月に「参議院議員選挙2022 陣中見舞い」として「片山さつき」個人に10万円を支出していました。
財務相としての資質に重大な疑問
片山さつき氏の「収入隠し」が次々発覚 選挙資金20万円も不記載で政治とカネの透明性を著しく損なう
高市早苗政権の片山さつき財務相氏に次々と政治資金の問題が発覚しています。週刊文春の取材により、新たに計20万円の収入不記載が明らかとなり、専門家は「選挙のカネまでが裏金化している疑い」があると厳しく指摘しています。
参院選直前の20万円不記載が新たに発覚
新たに発覚した収入隠しは、いずれも片山氏が出馬した2022年参院選のタイミングで発生しています。静岡県産業廃棄物協会政治連盟の収支報告書によると、2022年6月に「参議院議員選挙2022 陣中見舞い」として「片山さつき」個人に10万円を支出していました。
また、旅館ホテル政経懇話会の収支報告書でも、2022年6月に寄付として同じく「片山さつき」個人に10万円を支出していたことが確認されています。しかし、片山氏の選挙運動費用収支報告書や他団体・支部の報告書には、これらの収入の記載が一切見当たりません。
政治資金に詳しい神戸学院大学の上脇博之教授氏は「いずれも参院選直前かつ議員個人宛の支出ですから、本来なら選挙運動費用収支報告書に記載すべき収入」と指摘しています。さらに「極めて高い透明性が要求される選挙のカネまでが裏金化している疑いがある」と厳しく批判しています。
「また自民党議員の政治資金問題か。いい加減にしろよ」
「財務相がこんなんじゃダメでしょ。国のお金を管理する立場なのに」
「選挙のお金まで隠すって、もう完全にアウトじゃん」
「片山さん、説明責任果たさないと高市政権にも影響するよ」
「政治家のカネの問題、本当にうんざり。有権者をバカにしすぎ」
既に発覚していた57万円不記載に追加
今回の20万円は、週刊文春が既に報じた57万円の不記載に加わる新たな問題です。片山氏が代表を務める政党支部では、自民党の各政党支部や関連団体との寄付において、支出や収入の記載がないケースが散見されています。
2022年の「静岡県運輸政策協議会」からの収入10万円、「東京商工連盟」からの収入10万円などが代表例で、少なくとも総額77万円が不記載となっています。これらの問題について、片山事務所は週刊文春の取材に「事実関係を調査した上で、適切に対応します」と回答しています。
上脇教授氏は一連の不記載について「政治資金規正法の趣旨である透明性確保の観点から逸脱し、違法の疑いが強い」と指摘しています。特に収入の不記載については「裏金となっている恐れがある」とし、「片山氏の政治資金に対する認識はずさんと言わざるを得ず、財務大臣としての資質が問われる」と厳しく評価しています。
大臣規範抵触の疑いある大規模パーティーも開催
片山氏を巡っては、12月1日夜に東京都内で開催した大規模政治資金パーティーも問題視されています。このパーティーは「2025参議院議員片山さつき政経セミナー」と題し、最大収容人数2200人の大規模会場で開催されました。
「国務大臣、副大臣及び大臣政務官規範」では、政治資金の調達を目的とするパーティで国民の疑惑を招きかねないような大規模なものの開催は自粛すると定められています。片山氏の資金管理団体「片山さつき後援会」の収支報告書によると、昨年同じホテルで開催した政経セミナーでは2796万円の収入があり、今回も同様の規模だった可能性があります。
上脇教授氏は「一般的に大規模なパーティとは、政治資金規正法で定められている1000万円以上を集める特定パーティのことと解するのが妥当」とし、「今回それ以上の収入があれば、大臣規範に抵触していると言える」と指摘しています。
金融業界への利益供与の疑いも浮上
さらに問題となっているのは、このパーティーで銀行、証券、保険の各業界向け受付が設けられていたことです。しんぶん赤旗の報道によると、会場には「銀行、証券、保険」の受付がある一方、「返金用テーブル」は確認されていません。
片山氏は財務・金融担当相として金融行政に対する職務権限を持っており、金融業界からのパーティー券購入を受けて業界の要望を聞けば汚職の構図となります。日本共産党の小池晃書記局長氏は「金融業界との癒着という疑惑を招く」と追及しています。
片山氏は12月10日の衆院予算委員会で、約800人程度のパーティーを開催していたことを認めました。金融業界の関係者にパーティー券を販売していたことも認めましたが、「金融関係者が来た場合は合意の上、解約する手続きを取った」と釈明しています。
高市政権への深刻な打撃は避けられない
一連の問題について、国民からは厳しい批判が相次いでいます。「税金、補助金の無駄遣いを止める事も大事だが、自分たち自民党の襟を正すことも大事。次から次に、なぜこんなに不記載が多いのか」「本当になんとかして欲しい。不記載問題は不毛すぎる」といった声が上がっています。
特に深刻なのは、内閣全体への影響を懸念する指摘です。「政治とカネの問題はこの内閣で決着を付けなければならない。この問題がある限り政治的に不信感は残り、他の案件に影響を及ぼすことになる」との声も寄せられています。
発足したばかりの高市政権にとって、財務相という重要ポストの政治とカネの問題は深刻な打撃となります。国家財政を預かる財務相自身の金銭管理が杜撰では、政権の信頼性に大きな疑問符が付くことは避けられません。
片山氏には速やかな説明責任の履行と、必要に応じた進退の判断が求められています。高市首相氏も閣僚の監督責任として、この問題にどう対処するかが政権運営の試金石となりそうです。