2025-08-13 コメント投稿する ▼
青山繁晴氏、石破首相と野田代表の「隠れ大連立」に断固反対 「敗者連合」「一番あくどい」と批判
青山繁晴氏、石破首相と野田代表の「隠れ大連立」に猛反発
自民党の青山繁晴参院議員が13日、自身の動画配信で石破茂首相(党総裁)と立憲民主党の野田佳彦代表の関係を「隠れ大連立」と名付け、強く反対の姿勢を示した。参院選後、自民・公明が少数与党となる中、閣僚ポストの分け合いではなく政策ごとの協力を進める形について、青山氏は「敗者連合」「一番あくどい話」と断じた。
動画の中で青山氏は、両氏が互いに政治的立場を利用していると指摘し、民意を裏切る動きだと批判。「石破ー野田連合、隠れ大連立、敗者連合、全部反対だ」と語気を強めた。
「民意に背を向けた野合だ」
「政治がモラルを失っている」
「一番あくどい話だ」
「保守系を抑え、追放する狙いもある」
「ふざけるなと言いたい」
背景と青山氏の見方
7月の参院選で自民は39議席と過去3番目の低さ、立憲も改選議席の維持にとどまり、政権批判の受け皿になりきれなかった。青山氏は両者を「敗者」と位置付け、野田氏については「党内で追い詰められた状況にある」と述べた。その上で、「野田氏は責任を取らず、石破さんと隠れ大連立を組むことで、左派寄りの政策を石破さんに飲ませ実現しようとしている」と推測した。
さらに、参院選で保守系候補が相次ぎ落選したことに触れ、「保守系を抑え込み、徹底的に利用しようというのが隠れ大連立だ」と主張した。
国会での動きと具体的な懸念
臨時国会では、野田氏が内閣不信任案の提出を見送り、首相との党首会談で政治改革や戦後80年に関する「見解」発出を求めるなど、協力的な姿勢が見られた。青山氏はこれを「第1党と第2党が組んで大きな塊になり、歴史認識まで変える危険な動き」と批判。特に安倍談話を上書きする形での歴史戦の見直しには「立民が乗れるようにするためだ」と述べ、「ふざけるな」と強い口調で反発した。
青山氏の主張の核心
青山氏は、「敗者連合は民意に逆らう行為だ」とし、国民が選挙で否定した側同士が手を組むこと自体を否定。石破首相と野田代表による政策協力は、事実上の連立と変わらないと訴えた。今後、保守層を中心にこの「隠れ大連立」への警戒が強まる可能性がある。