2025-10-03 コメント投稿する ▼
河村たかし氏、百田尚樹代表を脅迫・威力業務妨害で告訴 内紛激化か
河村氏は、党運営をめぐる対立が背景にあるとしています。 この告訴は、両者の対立が深まる中での動きとみられます。 9月には百田氏が河村氏を共同代表の地位から実質的に解任する意向を示しており、河村氏はこれを拒否していました。 河村氏は記者会見で、党との関係について「中途半端な状態は良くない」と語り、離党の可能性も示唆しました。
河村たかし氏、百田尚樹代表を刑事告訴
日本保守党の河村たかし共同代表(衆院議員)は2025年10月3日、東京都内で記者会見を開き、百田尚樹代表を脅迫および威力業務妨害の疑いで、2日付けで東京地方検察庁に告訴状を提出したと明らかにしました。河村氏は、党運営をめぐる対立が背景にあるとしています。
告訴内容の主張と経緯
告訴状によれば、百田氏は今年4月、議員会館の一室で河村氏に対して右手を振り上げながら「俺が殴ったら死ぬぞ」と言い、ペットボトルを投げつけ業務を妨害したとされています。これにより河村氏は、脅迫罪(刑法222条)および威力業務妨害罪(刑法234条)での立件を求めています。事案の詳細は、河村氏側が記者会見の場で言及する意向を示しました。
この告訴は、両者の対立が深まる中での動きとみられます。9月には百田氏が河村氏を共同代表の地位から実質的に解任する意向を示しており、河村氏はこれを拒否していました。河村氏は記者会見で、党との関係について「中途半端な状態は良くない」と語り、離党の可能性も示唆しました。
立件・起訴の可能性と障壁
刑事告訴が提出されたとしても、それがすぐ起訴につながるわけではありません。検察・警察の捜査を経て、証拠が十分と認められなければ不起訴となる可能性があります。脅迫や威力行為の具体性・証拠性、目撃証言や物的証拠の存在、両者の主張の整合性が争点となるでしょう。
また、政治家同士の告訴という性格ゆえ、公判の公開性や世論の関心も高く、法廷外での政治的影響も無視できません。この手続き自体が「対立の舞台装置」になる可能性もあります。
今回の告訴の意味・政党運営への波紋
今回の告訴は、党内抗争を法的手段にまで持ち込んだ異例の展開といえます。政党運営の根幹を揺るがす事態であり、党支持基盤や内部信頼性に影響を及ぼす可能性があります。
河村氏が離党を仄めかしていることから、日本保守党は分裂や再編の瀬戸際にあるとも見られます。党勢拡大を目指す中で重大な内紛が公になったことは、支持者や潜在的支持層に不安を与えかねません。
また、今回の事案は単なる人間関係の対立にとどまらず、政治的責任・説明責任という観点も問われます。告訴や対立の背後にある政策対立や権限分配、党の運営方針について、党員や有権者への説明が求められるでしょう。
「政治家同士が法廷で争うのは異常だと思う」
「真実が明らかになるべき」
「どちらにせよ証拠を示してほしい」
「党が分裂しなければいいが」
「告訴ではなく話し合いで解決してほしかった」