2025-09-30 コメント投稿する ▼
百田尚樹代表が竹上裕子氏に議員辞職要求 河村たかし共同代表は離党示唆で日本保守党分裂危機
竹上氏は2024年衆院選で比例東海ブロックから初当選しており、百田氏は「彼女の個人の力ではなく、日本保守党に投じられた票によって議席を得た」と説明しました。 一方、有本香事務総長は「竹上氏からの離党届は正式には受理していない」と説明しました。 河村たかし共同代表(地域政党・減税日本代表)は同日公開した動画で、日本保守党の共同代表解任と減税日本との友党関係解消を通告されたことを明かしました。
百田尚樹代表が竹上裕子氏に議員辞職を要求
日本保守党の百田尚樹代表は9月30日、国会内で会見を行い、同党に離党届を提出した竹上裕子衆院議員(比例東海)に対し、議員辞職を求めました。百田氏は「党が取った議席を離党しても保持するのは筋が通らない」と主張し、「有権者の気持ちを踏みにじる、非常に汚い行為だ」と強い言葉で非難しました。竹上氏は2024年衆院選で比例東海ブロックから初当選しており、百田氏は「彼女の個人の力ではなく、日本保守党に投じられた票によって議席を得た」と説明しました。
比例代表制度の下では、当選者は政党への投票によって選出されます。百田氏は「竹上氏の議席は党の名前によるものであり、本人が勝ち取ったものではない」と指摘しました。そのうえで「制度の抜け穴を使い、新党を設立して移籍することは可能だが、それでは比例制度そのものが形骸化する」と批判しました。
離党届の受理めぐり混乱
一方、有本香事務総長は「竹上氏からの離党届は正式には受理していない」と説明しました。さらに、衆院が29日に竹上氏の会派離脱を公表した件について「会派代表である河村たかし共同代表の印が押されていたが、党内には知らされていなかった」と疑問を呈しました。党執行部としては、手続きの透明性や正当性が欠けているとし、強い不快感を示しました。
河村たかし共同代表の動向
河村たかし共同代表(地域政党・減税日本代表)は同日公開した動画で、日本保守党の共同代表解任と減税日本との友党関係解消を通告されたことを明かしました。これに対して「解任は承諾できない」と反発し、「特別友党関係の信頼関係再構築は不可能」と表明しました。さらに「どの党に所属するかは自ら決める」と述べ、日本保守党からの離党を示唆しました。
「比例で得た議席を持ち出すのは筋が通らない」
「百田代表の言葉は強いが、確かに一理ある」
「竹上裕子氏の行動は有権者を裏切ることにならないか」
「党内で会派離脱が進められた経緯も不透明だ」
「日本保守党と減税日本の関係修復は困難だろう」
政党内対立の拡大
今回の騒動は、日本保守党と減税日本の関係悪化、さらには党内の分裂危機を浮き彫りにしました。百田尚樹代表は議席返上を強く求め、党の正統性を守る構えを見せていますが、河村氏の離党示唆は対立をさらに深めています。比例制度のあり方や政党間関係の透明性が問われるなか、日本保守党は重大な岐路に立たされています。