2025-10-25 コメント: 4件 ▼
小西ひろゆき議員の“原稿と集音装置”発言に批判集中 ヤジ擁護は詭弁だ
彼は「議員は総理演説の原稿を手元に持っているため“人の話を聞いていない”という批判は当たらない」「聞き取れないなら集音装置を改善すべきだ」と述べました。 しかし、国民が問題視しているのは“聞いていない”ことではありません。 小西氏の「原稿を読んでいるから聞いていないわけではない」という説明は、教育現場で言えば「教科書に書いてあるから先生の話は聞かなくていい」と言っているようなものです。
ヤジ擁護の詭弁:小西ひろゆき議員が語る“原稿と集音装置”の真意
小西ひろゆき参議院議員(立憲民主党)は2025年10月24日、自身のSNSで国会本会議におけるヤジを擁護しました。彼は「議員は総理演説の原稿を手元に持っているため“人の話を聞いていない”という批判は当たらない」「聞き取れないなら集音装置を改善すべきだ」と述べました。さらに、「国会は総理を監視する責務がある」「ヤジはその一形態である」と主張しています。
しかし、国民が問題視しているのは“聞いていない”ことではありません。演説が聞き取れないほどのヤジが飛び交う現状こそが批判の的なのです。小西氏の説明は、問題の本質をすり替える詭弁にほかなりません。
「テレビ中継で総理の声がほとんど聞こえなかった。あれで民主主義って言えるの?」
「国民が怒っているのは“内容が聞こえない”こと。原稿の有無じゃない」
「子どもに『これが国会だ』と見せたら恥ずかしい」
「集音装置が悪い?そんな言い訳をする政治家が一番ノイズだ」
「ヤジを飛ばして監視だと言うなら、それは議論放棄と同じだと思う」
こうしたSNS上の声が示すように、問題は国民の「聞く権利」が侵害されていることです。
教育と議会文化の混同
小西氏は「ヤジは監視の責務の一部だ」と述べますが、その論理を教育現場に持ち込めば破綻します。学級会で発言者を遮ることは決して許されません。議会も同じ公共空間である以上、最低限の礼節と順序を守るべきです。監視の名を借りた無秩序な声の乱発は、むしろ民主主義の基礎を壊します。
小西氏の「原稿を読んでいるから聞いていないわけではない」という説明は、教育現場で言えば「教科書に書いてあるから先生の話は聞かなくていい」と言っているようなものです。形式的には成立しても、実態としては礼節を欠きます。
国民の“聞く権利”と説明責任
国会中継では、高市早苗総理の所信表明演説中に「裏金を隠すな」「アベノミクス失敗だ」といったヤジが連続し、発言が聞き取りづらい状態になりました。これは国民の“聞く権利”を侵害しています。
国会は「国権の最高機関」であり、発言内容を国民が正確に把握できることが大前提です。ヤジを監視の表現として正当化するなら、まず発言を聞ける環境を整える責務を果たさねばなりません。原稿を議員が持っているという理屈は、国民が聞き取れない現状とは無関係です。
「集音装置が悪い」との主張も筋違いです。音が拾えないのではなく、拾う前にヤジがかぶっているのです。問題は技術ではなく、政治家の態度です。
民主主義の質を問う
ヤジが議会の活気を示すこともあるでしょう。しかし、それが他人の発言を妨害し、政策論争をかき消すなら、民主主義の質を損なう行為になります。小西氏の理屈を突き詰めれば、「監視のためなら妨害してもよい」という危険思想につながりかねません。
本来、監視の手段は質問・討論・審議・資料請求などの正式手続きで果たすべきです。ヤジは監視ではなく逃避です。即興の怒声に頼る政治は、思考を止め、論理を失います。
言葉の責任と議会の品位
国民は、政策の中身を知るために演説を聞いています。その声をかき消してまで「監視だ」と言い張る政治家に、言葉の責任を語る資格はありません。
議員が声を上げる責務を持つのは当然です。しかし、その声は秩序と理性に裏打ちされたものであるべきです。原稿の有無や集音装置のせいにする前に、自らの声の使い方を省みるべきです。
議会の品位を守ることは、民主主義そのものを守ることです。小西氏と立憲民主党は、国民の怒りを技術論でごまかすのではなく、ヤジそのものの是非と責任を真剣に議論すべきです。
 
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
                     
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