2025-07-10 コメント投稿する ▼
外国人犯罪と不起訴率を問う吉川りな氏の街頭演説が反響 沖縄タイムスへの反論も話題に
吉川りな氏「外国人犯罪の現状に目を向けよ」 沖縄タイムスの指摘に冷静な反論
参政党の吉川りな氏が、街頭演説で訴えた「外国人による重大犯罪の増加」や「不起訴率の上昇」などの発言が一部メディアから批判を受けている。これに対し吉川氏は、X(旧Twitter)上で具体的な統計を示しながら、「事実に基づいた発言だった」と冷静に反論した。
統計に基づいた傾向への素朴な疑問と、国民の不安の代弁にすぎません
とする吉川氏の言葉には、多くの有権者の率直な感覚を代弁する姿勢がにじむ。
外国人犯罪、10年で75%増加の事実
吉川氏が問題提起したのは、外国人による「重要犯罪」の検挙件数がこの10年で大幅に増えている点だ。警察庁の統計によれば、2024年には「殺人、強盗、放火、不同意性交」などの重要犯罪で外国人が検挙された件数は754件に達し、2014年の約430件から75%もの増加となっている。
沖縄タイムスはこれに対し、「在留外国人自体が10年で約1.7倍に増えているため、件数の増加は当然」と指摘するが、吉川氏はこうした変化こそ冷静に議論すべきだと訴える。
だからこそ、受け入れのあり方を冷静に問い直すことは、健全な政治の責務です
数字を鵜呑みにするのではなく、その背後にある社会構造の変化や制度設計の課題に目を向けるべき、という指摘だ。
交通事故の傾向にも異変
外国人による交通事故の件数も見逃せない。吉川氏によれば、2015年の6,725件から2024年には7,286件に増加。一方で、日本人による事故件数は同期間に半減している。
このデータからも、在留外国人の増加と事故件数の関係に無関心ではいられない。単純な比較ではなく、傾向の変化に注意を払う必要があるだろう。
不起訴率は本当に問題ないのか
沖縄タイムスが「誤り」と断じたもう一つのポイントは不起訴率の推移だ。吉川氏は、
2006年の44.7%から2023年には58.9%へと上昇している
と述べ、「右肩上がり」と表現。確かに年によって上下動はあるが、全体としては上昇傾向にあることは否定できない。加えて、外国人の不起訴率が日本人と「同程度」であることをもって問題がないと結論づけるのは早計だと訴える。
不起訴率が同程度だから問題ない、という考えには、多くの国民が違和感を覚えているのではないでしょうか
不起訴の背景には「証拠不十分」や「嫌疑なし」など複数の要因があるが、社会の不信感がぬぐえない中、もっと透明な検証が求められている。
「不安を口にすることさえ封じられる社会」に警鐘
吉川氏のポストには、「事実をもとに国民の不安に応えようとした政治家の声が、『誤り』『ミスリード』と決めつけられる風潮」への懸念もにじむ。
それを『ミスリード』『誤り』と決めつける姿勢こそ、言論の封殺につながりかねないと危惧しています
この言葉は、政治家が有権者の声を受け止め、問題提起すること自体が「危険視」される空気への違和感を表している。
建設的な議論を拒まず、問い直す姿勢を
吉川氏の主張は、「外国人排斥」ではなく、「急速な社会の変化にどう対応すべきか」という真摯な問いかけだ。犯罪や事故の傾向、司法判断の基準、そして移民政策の運用。それらすべては、数値や制度だけでなく、「国民感情」も含めた総合的な議論が求められている。
沖縄タイムスのファクトチェックは、メディアとしての重要な機能である。一方で、それに応じて「反論」し、さらに深い対話を促す吉川氏の姿勢もまた、健全な民主主義にとって欠かせない存在だ。
政治家が国民の「違和感」を言葉にし、数字とともに問題を投げかける。それに対しメディアが精査し、社会が考える材料を提供する――。その往復が、より良い政策の土壌をつくっていく。
吉川りな氏の発言には、現在の移民政策や治安、司法制度に対する国民の「直感的な不安」を正面から取り上げ、丁寧に向き合おうとする意志が感じられる。
私は、『治安や処分の傾向に違和感を覚える』という国民の素朴な声を受け止め、それを代弁しました
このような声に耳を傾けることからしか、社会の分断を防ぐ解決策は見えてこない。事実と誠実さに裏打ちされた提起に対しては、冷静かつ建設的な議論で応えるべきではないだろうか。