2025-09-12 コメント投稿する ▼
兵庫県が61億円補正予算案を発表 子育て世帯向け「はばタンPay+」と防災強化
物価高対策や防災強化、観光需要の喚起など幅広い分野を対象とするもので、その中心施策として県独自の電子商品券「はばタンPay+」を子育て世帯に重点配分する方針が盛り込まれた。 県はこれまで「はばタンPay+」を地域経済活性化策として展開してきたが、今回は子育て世帯への支援色を強めた。 補正予算案には、防災や医療体制の強化も盛り込まれている。
兵庫県が61億円規模の9月補正予算案を発表
兵庫県は、総額61億円にのぼる9月補正予算案を取りまとめた。物価高対策や防災強化、観光需要の喚起など幅広い分野を対象とするもので、その中心施策として県独自の電子商品券「はばタンPay+」を子育て世帯に重点配分する方針が盛り込まれた。
「はばタンPay+」は電子決済型の商品券で、プレミアムを上乗せして販売し、県民の消費を促進する仕組みだ。今回の補正予算では、生活費や教育費の負担が重い子育て世帯を支援対象とし、消費喚起と家計支援を両立させることを狙う。
「子育て世帯への重点化は意義がある」
「一時的な効果にとどまらない工夫が必要だ」
「利用できる店舗をもっと増やしてほしい」
「電子商品券は便利だが高齢者にとっては使いにくい」
「観光や防災にも配分されるなら納得できる」
「はばタンPay+」の子育て支援
県はこれまで「はばタンPay+」を地域経済活性化策として展開してきたが、今回は子育て世帯への支援色を強めた。子どものいる家庭が教育や生活必需品の購入に利用できるよう配慮し、物価高で負担の大きい世帯を直接支援する。
支給方法や対象世帯の範囲は今後県議会で審議される予定だが、県民からは「公平性をどう担保するのか」といった声もあり、丁寧な説明が求められている。
防災・医療・観光対策も
補正予算案には、防災や医療体制の強化も盛り込まれている。公共施設の耐震化、災害時の対応体制の整備、感染症対策を念頭にした医療機関支援などが含まれる。阪神・淡路大震災を経験した兵庫県にとって、防災強化は最重要課題の一つであり、今回も重点的に資金を充てる形となった。
さらに、観光需要を喚起する施策も組み込まれている。観光関連産業は地域経済の柱であり、物価高や人手不足に直面しながらも活性化を図る動きが続いている。県は補正予算を通じて幅広い支援を提供し、地域経済全体の回復を後押しする。
兵庫県補正予算2025 子育て世帯支援と地域経済の回復へ
今回の補正予算案は、子育て世帯への直接支援を中心に、防災・医療・観光といった分野に資金を振り分ける多面的な構成となった。61億円の執行を通じて県民生活の安定と地域経済の再生をどう実現していくのか、今後の県議会での議論が注目される。