2025-12-09 コメント投稿する ▼
公明党庄子賢一氏らが青森地震被災地を緊急視察、国道陥没現場で町長が国の支援要請
2025年12月8日深夜に発生した青森県東方沖を震源とする大地震を受け、公明党の庄子賢一衆院議員が9日、被災地に急行し地元県議とともに現地調査を実施しました。 震度6強を観測した八戸市や東北町で深刻な建物被害やインフラ損傷が相次ぎ、気象庁が「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を初めて発表する中、与党による迅速な被災地支援体制の構築が求められています。
震度6強被災地を緊急視察
庄子賢一議員ら公明党、青森地震で現場急行・被害調査実施
2025年12月8日深夜に発生した青森県東方沖を震源とする大地震を受け、公明党の庄子賢一衆院議員が9日、被災地に急行し地元県議とともに現地調査を実施しました。震度6強を観測した八戸市や東北町で深刻な建物被害やインフラ損傷が相次ぎ、気象庁が「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を初めて発表する中、与党による迅速な被災地支援体制の構築が求められています。
現場急行で被害実態把握へ
庄子賢一衆院議員は9日、被災地に現場入りし、青森県の伊吹信一県議、夏坂修県議、地元市議らとともに緊急調査を行いました。現場主義を掲げる公明党の姿勢を示すもので、与党として被災者の困りごとや自治体の要望を直接確認する狙いがあります。
東北町乙供では、国道394号の路面が陥没し、直径3メートルの穴に軽自動車1台が滑落する深刻な事故が発生しており、現場は全面通行止めが続いています。現場を案内した長久保耕治町長は庄子議員らに「早く通行止めを解除できるよう復旧工事を進めている」と説明し、「地盤が軟弱で広範囲で修復が必要だ。国からのバックアップをお願いしたい」と強く要請しました。
滑落した軽自動車の運転手の50代男性は救出されており、命に別条はありませんが、地域の重要な幹線道路である国道394号の復旧は急務となっています。
「真夜中の地震でこんなに大きな穴が開くなんて信じられない」
「普段よく通る道なので他人事じゃない。早く直してほしい」
「この道が使えないと生活に大きく影響する」
「軽自動車が落ちた写真を見てゾッとした。運転手が無事で本当によかった」
「地盤が弱いって言われても住民にはどうしようもない」
八戸東高校で深刻な建物被害を確認
震度6強が観測された八戸市では、県立八戸東高校の被害が深刻な状況となっています。庄子議員らの視察で、校舎の基礎にひびが入り、建物が10センチほど地中に沈んだことが確認されました。また、渡り廊下のつなぎ目部分が崩落し、管理棟と教室棟をつなぐ渡り廊下1階の扉が開かない状態となっています。
青森県は9日、三八管内の県立学校に対し休校措置を指示しており、八戸東高校も当面の間休校となる見通しです。教育現場での建物被害は生徒の安全に直結する問題として、早急な安全確認と復旧作業が必要となっています。
このほか、八戸市内では家具が散乱し後片付けに追われる住民を庄子議員らが見舞いました。ショッピングセンター「ラピア」では大アーチ入り口の壁がはがれて入り口をふさぐなど、商業施設でも被害が相次いでいます。
初の「後発地震注意情報」で警戒強化
今回の地震を受け、気象庁は9日午前2時、2022年12月の運用開始以来初となる「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表しました。これは日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震想定震源域で、より大規模な地震が発生する可能性が平常時と比べて相対的に高まっていることを示すものです。
庄子議員はこの状況を踏まえ、「地元議員とさらに緊密な連携を取り、警戒態勢を強めたい」と述べました。さらに「インフラ被害など全容把握を急ぐとともに、被災者の困りごとや自治体の要望にきめ細かく応えていく」と強調し、与党として継続的な支援体制を構築していく方針を明確にしました。
広範囲にわたる被害の全容解明急ぐ
今回の地震では、青森県内で少なくとも36人が負傷したほか、建物被害やインフラ損傷が広範囲に及んでいます。震度5強を観測した東北町では国道の陥没事故のほか、地盤の軟弱性が改めて浮き彫りになりました。
政府は青森県内12市町村に災害救助法を適用しており、本格的な復旧・復興への取り組みが始まっています。公明党による現地調査は、被災地の声を直接国政に反映させる重要な役割を果たしており、今後の支援策検討の基礎資料として活用される見通しです。