2025-11-24 コメント投稿する ▼
糸満市断水は午後6時以降の見込み、大宜味村導水管破裂で配水池貯水量が影響
沖縄県大宜味村での導水管破裂により沖縄本島中南部で大規模断水が発生している中、糸満市は2025年11月24日、報道機関の取材に対し「24日午後6時以降に市内で断水する可能性がある」と回答しました。 沖縄県企業局は24日正午に県の浄水場から各市町村への配水を停止すると発表しましたが、実際の断水タイミングは市町村ごとの配水池の貯水量によって大きく異なる状況となっています。
沖縄本島断水
糸満市で午後6時以降に断水の可能性、配水池の貯水量が影響
沖縄県大宜味村での導水管破裂により沖縄本島中南部で大規模断水が発生している中、糸満市は2025年11月24日、報道機関の取材に対し「24日午後6時以降に市内で断水する可能性がある」と回答しました。同市は今後、ホームページなどで最新状況を説明するとしています。
正午に配水停止も各市町村で時間差が発生
沖縄県企業局は24日正午に県の浄水場から各市町村への配水を停止すると発表しましたが、実際の断水タイミングは市町村ごとの配水池の貯水量によって大きく異なる状況となっています。
県企業局によると、断水が始まるタイミングについて「正午頃には県の浄水場から市町村への配水が止まるが、その後は企業局の調整池、市町村の配水池にどれだけ貯水されているかによって、タイミングは異なる」と説明しています。
糸満市が午後6時以降としているのは、同市が保有する配水池に一定の貯水があり、正午の配水停止から約6時間程度は市内への供給を継続できる見込みがあるためとみられます。
11市町村全域と6市村一部で断水対象
今回の断水は、24日午前3時頃に大宜味村塩屋で発生した導水管破裂が原因です。破裂した導水管は1967年に敷設された老朽化した設備で、ダムから浄水場へ水を送る重要な幹線でした。
断水対象となる自治体は以下の通りです。
全域で断水:糸満市、豊見城市、南城市、うるま市、八重瀬町、南風原町、与那原町、西原町、嘉手納町、読谷村、金武町
一部で断水:那覇市、浦添市、中城村、北中城村、沖縄市、恩納村
「糸満市は夕方から断水って聞いたけど、本当に6時からなのかな」
「配水池の貯水量で時間が変わるって、どのくらい持つか分からないから怖い」
「正午に配水停止なのに、なんで糸満は夕方まで大丈夫なんだろう」
「断水時間がバラバラだと、どこに水を汲みに行けばいいか分からない」
「糸満市のホームページ、アクセス集中してつながらないかも」
老朽化インフラの脆弱性が露呈
今回破裂した導水管は58年前に敷設されたもので、沖縄県の水道インフラの老朽化問題が改めて浮き彫りとなりました。県企業局が管理する水道管の総延長約712キロのうち、36.8%にあたる約262キロが耐用年数を超えているとされており、今回の事故はこうした構造的課題が招いた結果と言えます。
県企業局の宮城力局長氏は24日の緊急会見で「多大な不便、迷惑をかけることをお詫びする」と陳謝し、県民に節水への協力を呼びかけました。復旧については、現在補修工事中の別の導水管への切り替え作業を進めており、早くても25日午前になる見通しです。
復旧見込みと今後の対応
現場では大宜味村の県道9号線の津波から大保付近までの約2.4キロ区間が全面通行止めとなっており、復旧作業が続いています。県企業局は別の導水管への代替ルート確保を急いでいますが、復旧には相当な時間を要する見込みです。
糸満市では今後、市のホームページや各種媒体を通じて断水の詳細な時間や給水拠点について情報発信を行うとしています。市民は最新情報の確認と、断水に備えた水の確保が急務となっています。
各自治体では配水池の貯水量に応じて断水開始時間が前後する可能性があり、住民は居住地域の自治体からの正確な情報収集が重要です。