2026-02-26 コメント投稿する ▼
茂木外相がエジプトに5億円支援、ガザ・スーダン避難民の医療強化
茂木敏充外務大臣の外務省は2026年2月16日、近隣諸国・地域から多くの傷病避難民を受け入れているエジプト・アラブ共和国を支援するため、4億9800万円の無償資金協力を実施しました。エジプトはスーダン共和国、リビア国、ガザ地区など近隣諸国・地域から多くの傷病避難民を受け入れており、2026年2月には一時的に閉鎖されていたラファ検問所が再開されたことにより、今後もガザ地区から多くの傷病避難民がエジプトに搬送される見込みです。外務省としては、今回の協力により日本とエジプトとの二国間関係の増進及び地域の安定への貢献が期待され、大きな外交的意義を有しているとしています。
茂木外相が約5億円の医療支援実施
日本政府は2月16日、エジプト・アラブ共和国のカイロにおいて、駐エジプト・アラブ共和国日本国特命全権大使とニーマ・サイード・アビド世界保健機関エジプト事務所代表との間で、供与額4億9800万円の無償資金協力「周辺地域からの緊急避難民のための医療サービス強化計画」に関する書簡の署名・交換を実施しました。
外務省の見解によると、エジプトはスーダン共和国、リビア国、ガザ地区など、近隣諸国・地域から多くの傷病避難民を受け入れています。2026年2月には、一時的に閉鎖されていたラファ検問所が再開されたことにより、今後もガザ地区から多くの傷病避難民がエジプトに搬送される見込みです。また、エジプト国内で傷病避難民を受け入れる医療施設では、医療資機材の不足や医療・保健サービスの逼迫が大きな課題となっているとしています。
茂木外務大臣は第1次高市内閣で外務大臣に再任されて以降、中東情勢の安定化や人道支援に積極的に取り組んでおり、今回の支援もその一環として位置づけられます。
「エジプトが120万人以上のスーダン難民を受け入れているのか」
「ガザのラファ検問所が再開されたんだ」
「医療施設への支援は喫緊の課題だな」
スーダンから120万人超が避難
エジプトは現在、国連難民高等弁務官事務所に正式に登録された約55万人のスーダン難民を受け入れていますが、エジプト政府の最近のデータによると、120万人以上のスーダン人がエジプトで国際的な保護を求めたことが明らかになっています。
2023年4月以来、スーダンの敵対する将軍間の戦争により、数万人が死亡し、1100万人以上が避難を余儀なくされています。エジプトと長い国境を接するスーダンの戦争中、より厳しい入国要件が課されたにもかかわらず、エジプトはスーダン難民の最大の受け入れ国となっています。
国連によると、戦争で荒廃したスーダンから逃れてきた人々が毎日数百人、隣国エジプトに到着しています。国連難民高等弁務官事務所の報告書によると、スーダンの戦争によって引き起こされた人道的危機が、エジプトの資源とインフラに莫大な圧力をかけていると警告しています。
「毎日数百人が逃れてくるって相当な負担だ」
「エジプトの医療体制も限界に近いのでは」
ラファ検問所再開でガザからの搬送増加見込み
2026年2月2日、ガザ地区とエジプトを結ぶラファ検問所が限定的に再開されました。同検問所は2024年5月にイスラエル軍が掌握して以降閉鎖されていましたが、トランプ米大統領が主導してきたガザの和平計画に沿った動きの一環として再開が決定しました。
ラファ検問所は、ガザ地区住民にとってイスラエルを通らない唯一の対外ゲートウェイであり、戦争前はエジプトへの出入国者の主要な越境地点でした。医療を必要とする約2万人のパレスチナ人児童と成人が、この検問所を通ってガザ地区から域外に出ることを待ち望んでいます。
ガザ保健省によると、ガザでは約4500人の子どもを含む約2万人の患者が緊急に治療を必要としています。エジプト全土の約150の病院が患者を受け入れる準備ができていると当局は述べており、今回の日本の支援はこうした医療施設の受け入れ態勢強化に貢献します。
今回実施する支援は、近隣国・地域からの傷病避難民を受け入れるエジプト国内の医療施設に対し、医療資機材の供与及び医療従事者に対する研修などを行うことにより、救命及び医療サービス提供能力の向上を図り、もってエジプトの社会的包摂の促進に寄与するものとなります。
外務省としては、今回の協力により、日本とエジプトとの二国間関係の増進及び地域の安定への貢献が期待され、大きな外交的意義を有しているとしています。