2026-02-26 コメント投稿する ▼
茂木敏充外相がインド州首相と会談、対印投資10兆円目標へ協力
インド最大州ウッタルプラデシュ州のヨギ・アディティヤナート首相が2026年2月に日本を訪問し、茂木敏充外務大臣への表敬を行いました。茂木外務大臣は日印経済関係の強化に向けて州首相と会談し、2025年8月の日印首脳会談で掲げられた今後10年間で対印民間投資10兆円という目標達成に向けた協力を確認しました。ヨギ首相は日本を日の出ずる国と称賛し、投資誘致に意欲を示しました。
茂木外相が対印投資10兆円目標を説明
茂木敏充外務大臣は、来日したインド・ウッタルプラデシュ州のヨギ・アディティヤナート州首相を外務省で迎え、表敬を受けました。茂木外務大臣は安倍政権時代に日米貿易交渉を担った経験を買われ、第1次高市内閣で外務大臣に再び就任した実績があります。
経済産業省によると、今回の会談では2025年8月の日印首脳会談で掲げられた今後10年間での対印民間投資10兆円目標について触れつつ、ウッタルプラデシュ州に事業展開している日本企業の状況や連携のあり方等について意見交換を実施したとしています。
茂木外務大臣は外務大臣として786日の在任期間中に55か国を訪問し、198回の電話・オンライン会談を行うなど、積極的な外交を展開してきた実績があります。今回のヨギ州首相との会談でも、その経験を活かして日印経済関係の強化に向けた具体的な道筋を協議したものと見られます。
「10兆円投資って、本気で達成できるのか」
「インド市場は成長著しいから、チャンスではある」
「茂木さんは交渉のプロだから期待できる」
ウッタルプラデシュ州は人口2億人超
ウッタルプラデシュ州はインド最大の州で、人口は2億4000万人を超えます。州西部にはデンソーやヤマハ発動機の拠点があり、首都ニューデリーや日系企業が集中する地域からも近い地理的優位性を持ちます。
ヨギ首相は日本経済新聞の取材に対し、半導体産業について「日本との長期的な技術提携を積極的に探っている」と述べ、日本企業に広く投資を呼びかける考えを明らかにしていました。日本企業との協力で有望な分野として人工知能、ロボット、データセンターなども挙げており、今回の訪日はその具体化に向けた重要なステップとなります。
茂木外務大臣との会談では、ウッタルプラデシュ州に既に進出している日本企業の事業環境や課題についても意見交換が行われたとみられ、今後の投資拡大に向けた環境整備についても協議されたものと考えられます。
「人口2億人超って、日本より大きい市場じゃん」
「デンソーもヤマハも既に進出してるなら、実績あるってことか」
山梨県が日本のゲートウェイに
ヨギ首相の今回の訪日では、茂木外務大臣への表敬のほか、小森経済産業大臣政務官への表敬、日印友好議連の会長を務めている西村康稔議員との懇談、山梨県の長崎知事との意見交換なども実施されました。
山梨県によると、今回のヨギ首相の来訪では「日印ゲートウェイミーティング」を開催し、同州の投資環境紹介や日本企業との意見交換、自治体との連携強化など、日印交流のメモリアルな一歩となり、山梨県は日本のゲートウェイとして、実質的な交流を先導していくとしています。
山梨県は2024年12月にウッタルプラデシュ州との間で基本合意書を締結しており、グリーン水素技術の推進、人的交流、観光交流など多方面での関係強化を確認しています。ヨギ首相は山梨県が誇るグリーン水素技術に高い関心を示しており、州内の世界遺産タージ・マハルやバラナシなど歴史的聖地の環境を保護するプロジェクトへの活用も検討されています。
なお、ヨギ首相はマスコミらに日本を日の出ずる国と称し、ウッタルプラデシュ州がラーマ神の生誕地であり主要な仏教遺跡の所在地であると説明しました。モディ首相の下ではラーマーヤナ巡礼路と仏教巡礼路が開発され、スピリチュアル・ツーリズムの促進が進められているとの説明も実施し、日本からの観光客誘致にも意欲を示しました。