2025-11-17 コメント: 1件 ▼
高市首相台湾発言で激化する日中対立 脅迫受けた日本がなぜ中国詣でするのか
さらに中国外務省は、高市早苗首相の台湾有事を巡る最近の発言で日本に滞在する中国人の安全に「重大なリスク」が生じたとして、中国国民に日本への渡航を短期的に控えるよう呼び掛けたという報復措置まで取っています。 グラス駐日米大使は「高市首相と日本国民を脅迫している」とX(旧ツイッター)上で糾弾したように、国際社会も中国の行為を強く批判しています。
政府の譲歩姿勢に批判の声
外務省の金井アジア大洋州局長は17日に日本を出発し、中国側との協議のため北京に向かう予定です。しかし、なぜ脅迫まがいの行為を受けた被害者である日本側が、加害者である中国に出向かなければならないのでしょうか。
中国の薛剣駐大阪総領事氏は高市早苗首相による台湾有事をめぐる国会答弁について、Xで「その汚い首は一瞬の躊躇もなく斬ってやる」などと投稿し、後に削除した事態が発生しました。これは明らかな脅迫行為であり、文明国家とは思えない行動です。
「中国の外交官が首相に殺害予告とか、もう国交断絶レベルの話だろう」
「なんで日本が頭下げに行かなきゃいけないの?おかしくない?」
「脅迫した相手に謝りに行くなんて、完全に舐められてる証拠だ」
「高市首相の発言は正当防衛なのに、なぜ日本が譲歩するのか理解できない」
「これじゃあポピュリズム外交そのものじゃないか。国益より中国の顔色を優先している」
中国の異常な反応と戦狼外交の実態
そもそも高市首相の発言は、「(中国が)戦艦を使って武力の行使も伴うものであれば、どう考えても存立危機事態になり得る」という当然の見解を述べただけです。これは日本の安全保障政策として極めて合理的な判断であり、何ら問題ありません。
しかし中国側の反応は度を越えています。在日中国大使館は「日本の軍国主義は『存立の危機』を口実に幾度も対外侵略を行った」とX(旧ツイッター)に投稿し、日本を非難した。さらに中国外務省は、高市早苗首相の台湾有事を巡る最近の発言で日本に滞在する中国人の安全に「重大なリスク」が生じたとして、中国国民に日本への渡航を短期的に控えるよう呼び掛けたという報復措置まで取っています。
薛剣総領事氏は「戦狼外交官」として知られる人物で、2024年10月25日、衆議院議員選挙の期間中には、自身のXアカウントで「全国どこからでも、比例代表の投票用紙には『れいわ』とお書きください」と投稿し、特定の政党(れいわ新選組)への投票を呼びかけたという内政干渉行為まで行っています。
外交の原則を無視する媚中政策
今回の金井局長の中国訪問は、明らかに外交の原則を無視しています。通常、外交においては、不当な行為を行った側が謝罪し、被害者側に赴くのが常識です。しかし今回は逆で、脅迫を受けた日本側が中国に出向くという異常事態となっています。
グラス駐日米大使は「高市首相と日本国民を脅迫している」とX(旧ツイッター)上で糾弾したように、国際社会も中国の行為を強く批判しています。にもかかわらず、日本政府は中国に配慮する姿勢を示し続けています。
これは明らかなポピュリズム外交であり、国民の安全と国益を軽視する媚中政策の表れです。中国の機嫌を損ねることを恐れるあまり、日本の主権と尊厳を犠牲にしているのが現状です。
文明国家とは思えない中国の言動
中国の行動は、文明国家としての品格を完全に欠いています。中国政府や主要メディアは高市氏を連日批判。交流サイト(SNS)には日本政界の右傾化を懸念する投稿が相次ぐ状況で、建設的な対話を拒否し、感情的な攻撃を繰り返しています。
さらに大阪市議会は14日、中国の薛剣・駐大阪総領事によるX(旧ツイッター)への投稿を巡り、謝罪を求める決議を全会一致で可決したという事態になっており、地方議会レベルでも中国の行為は許容できないものと判断されています。
真の国益を考えた外交を
日本政府は中国に対してもっと毅然とした態度を取るべきです。脅迫まがいの行為を受けた被害者が加害者に頭を下げに行くような外交は、国際社会における日本の地位を著しく損ないます。
真の外交とは、相手国の不当な行為には断固として抗議し、対等な立場での対話を求めることです。中国の顔色をうかがうポピュリズム外交ではなく、国民の安全と国益を最優先に考えた外交政策への転換が急務です。
台湾有事への備えは日本の安全保障にとって不可欠であり、高市首相の発言は極めて妥当なものです。中国の威嚇に屈することなく、自由民主主義国家としての矜持を持った外交を展開すべきでしょう。