2025-10-04 コメント投稿する ▼
茂木敏充陣営に「派閥政治の亡霊」批判 総裁選敗北後も結束強調、改革の足かせに
茂木陣営は投票後、「三十数名の仲間と結束を保って今日を迎えることができた」と述べましたが、この言葉自体が派閥政治の象徴と受け止められています。 しかし、その船に古い派閥文化を持ち込もうとする茂木陣営の存在は、政権の再生を脅かす火種です。 茂木陣営の存在は、国民が望む減税や政治の透明化から目を背ける温床になっています。
派閥政治の亡霊
自民党総裁選で最下位に沈んだ茂木敏充(もてぎ としみつ)前幹事長(69)は、結果が出た後も依然として自らの陣営を中心に行動を続けています。
決選投票では茂木グループの議員が一斉に高市早苗(たかいち さなえ)氏に投票し、勝敗を左右したとみられます。
しかしその動きは、「派閥政治の温存」そのものです。総裁選で示された民意よりも、自らの組織維持を優先する姿勢に、党内外から強い批判が起きています。
茂木氏は投票後、「三十数名の仲間と結束を保って今日を迎えることができた」と述べましたが、この言葉自体が派閥政治の象徴と受け止められています。
有権者が求めているのは改革と減税であり、権力の座を守るための旧態依然とした集団行動ではありません。
「結束」ではなく「硬直」
茂木氏の周囲は、「決選投票でまとまって動くことができた」と満足げに語りました。しかし、その“まとまり”こそが自民党の硬直化を象徴しています。
昭和型の派閥運営を今も続けることは、政治の更新を阻む最大の要因です。「派閥ではない」と主張しても、会合を定期的に開き、票の行方を調整する行動は実質的に派閥以外の何ものでもありません。
党内関係者は「かつての宏池会や清和会と同じ構造だ。名前を変えただけ」と指摘します。茂木氏が表向き「政策集団」と称しても、実態はポスト配分を念頭に置いた権力維持装置に近い。改革派議員からは「高市氏が掲げた保守刷新の理念に水を差す」との不満も漏れています。
ドロ船政権に取り憑く旧勢力
今回の総裁選では、高市氏が国民目線の政治を訴え、「ドロ船政権」を立て直す姿勢を見せました。しかし、その船に古い派閥文化を持ち込もうとする茂木陣営の存在は、政権の再生を脅かす火種です。
党員票では伸びず、国民的支持を得られなかったにもかかわらず、裏で票を束ねる行為は、民主主義の形骸化にほかなりません。
「派閥を否定するならまず自分の会を解散すべき」
「国民を見ず、権力ゲームしか見ていない」
「敗者なのに影響力を誇示するのは滑稽」
「古い自民党の悪習を体現している」
「改革政権の足を引っ張る存在になる」
これらの声は党内若手にも広がっています。高市氏が本気で党の体質を変えるなら、こうした“派閥もどき”を容認する余地はありません。茂木陣営の存在は、国民が望む減税や政治の透明化から目を背ける温床になっています。
派閥の時代は終わった
茂木氏は外務大臣や経済閣僚として経験豊富ですが、もはや政治の重さを履き違えています。権力の通貨は「人数」ではなく「信頼」です。
党内の結束よりも、国民への説明責任を果たすことが優先されるべきです。派閥的な算段の上に築かれた力は、時代の変化とともに崩れ去ります。
高市新総裁に求められているのは、派閥に依存しない人事と政策運営です。茂木陣営のような古い体質を断ち切れるかどうかが、政権の成否を分けます。
「派閥の時代は終わった」――その一言を実行できるかどうか、いま自民党の真価が問われています。