2025-09-22 コメント投稿する ▼
茂木敏充氏 自民党総裁選演説で増税ゼロ・賃上げ・外交強化を提示
演説では党の敗北に自らの責任を認めた上で、経済、外交、安全保障、地方創生にわたる具体的政策を示しました。 人材力を党の強みと位置づけ、世代交代を進めるとしました。 経済分野では「増税ゼロ」を明言し、物価高対策を最優先としました。 また「違法外国人ゼロ」を掲げ、法令遵守を徹底し、ルールを守れない外国人には厳しく対応するとしました。
茂木敏充氏の総裁選出馬演説を詳しく解説
茂木敏充氏=衆議院議員は、自由民主党(自民党)総裁選挙に立候補し、党の危機を直視しながら「日本経済の再生」と「挙党態勢による政権安定」を掲げました。演説では党の敗北に自らの責任を認めた上で、経済、外交、安全保障、地方創生にわたる具体的政策を示しました。以下に整理します。
党の再生と人材登用
茂木氏は「自民党は倒産寸前の危機」と表現し、厳しい現状を強調しました。そのうえで、挙党態勢の下で若手や女性を積極登用し、閣僚の平均年齢を10歳下げ、女性を3割起用する方針を掲げました。人材力を党の強みと位置づけ、世代交代を進めるとしました。
「自民党は結党以来最大の危機にある」
「閣僚の平均年齢を10歳若返らせる」
「女性を3割登用する」
「挙党態勢でベストチームをつくる」
「党を再生し次世代へバトンを渡す」
経済政策と投資促進
経済分野では「増税ゼロ」を明言し、物価高対策を最優先としました。地方自治体が柔軟に使える「生活支援特別地方交付金」を創設し、看護師や保育士など公定価格を物価連動型に改める考えを示しました。
さらに投資を起点とした経済の好循環を目指し、企業の減価償却を即時一括償却とすることで投資を拡大させる政策を提示しました。年収は3年で1割上昇、平均年収500万円超を実現すると具体的な数値目標を示しました。
地方創生と農業支援
東京一極集中を是正するため、AI、半導体、データセンター、グリーン産業の地方誘致を支援すると表明しました。また研究機関や教育機関も地方に集積させる戦略を示しました。自身の出身地である中山間地域を例に、営農継続のための支援強化を約束しました。
外交と安全保障
外交では日米貿易交渉の経験を挙げ、トランプ大統領から「タフ」と評された実績を強調しました。外務大臣経験を背景に「力強くしたたかな外交」を展開するとしました。安全保障では中国や北朝鮮の脅威を指摘し、防衛力強化を訴えました。
また「違法外国人ゼロ」を掲げ、法令遵守を徹底し、ルールを守れない外国人には厳しく対応するとしました。外国資本による土地取得についても管理と透明化を進め、不当な取引には厳正に対処すると述べました。
まとめ
茂木氏の演説は、自民党の危機を正面から認めつつ、経済再生と政権安定を最優先課題と位置づけました。増税ゼロ、物価高対策、投資促進、地方創生、外交・安全保障強化を具体的数値や実績とともに示し、国民に「結果を出す政治」を約束しました。次世代へのバトンを強調する姿勢は、世代交代を意識したメッセージとも言えます。