2025-03-28 コメント: 1件 ▼
【備蓄米不正転売問題】7業者が契約不履行、高値転売で米価高騰に影響も
■ 主なポイント
- 備蓄米の不正転売:7つの業者が契約数量を引き渡さず、高値で転売していた。
- 転売の認否:一部の業者は転売を認めており、米価高騰が背景にある。
- 備蓄米在庫への影響:不正により、政府の備蓄米在庫が減少し、今後の放出計画に影響が出る可能性。
■ 政府の対応
この問題を受け、農林水産省は備蓄米の放出を検討している。江藤拓農林水産相は、米価高騰を抑制するため、備蓄米の早期放出を表明し、数量や価格帯の詳細を2月14日にも公表する予定であると述べた。放出される備蓄米は、集荷業者に売り渡され、原則として1年以内に同量を買い戻す条件が付けられる。これにより、市場への供給が増加し、米価の安定化が期待されている。
■ 米価高騰の背景
米価の高騰は、2024年産の生産量が前年より18万トン多いと予測される一方、主要な集荷業者の確保量が21万トン少なかったことが主な要因とされる。農水省は、小規模業者の高値での買い集めや、一部農家の販売遅延が流通の停滞を招いていると分析している。 これらの要因が重なり、米価が高止まりしている。