2025-08-24 コメント投稿する ▼
自民・小林鷹之氏が石破首相に「責任の取り方考えて」参院選大敗で党内批判拡大
自民・小林鷹之氏、石破首相に「責任の取り方を考えて」
自民党の小林鷹之元経済安全保障担当相は24日放送のBS番組で、石破茂首相(自民党総裁)に対し「組織のトップである総理・総裁には、しっかりと責任の取り方を考えてほしい」と改めて求めた。昨年の衆院選に続き、7月の参院選でも自民党は大敗を喫しており、首相の責任論が党内で再燃している。
小林氏は「民意という形で選挙結果が出た。誰も責任を取らずにこのまま進んでいくとすると、自民がこれまで守ってきた民主主義を否定することになりかねない。強い危機感を抱いている」と強調した。
石破政権への党内批判と緊張感
石破首相は戦後80年を前に歴史認識や外交方針で注目を集める一方、国政選挙での連敗により党内の不満を背負う形となっている。特に参院選の大敗は、連立を組む公明党との関係にも影響し、「泥舟連立政権」との批判が野党だけでなく与党内からも聞かれるようになった。
小林氏は昨年の総裁選に立候補し、中堅・若手を中心に支持を得たが、9人中5位に終わった。それでも「若手の代表格」として存在感を保ち、今回の発言は石破政権の行方に一石を投じるものとなった。
「選挙に負けても誰も責任を取らないのはおかしい」
「泥舟連立政権の限界が見えてきた」
「石破さんは誠実さがあるが、選挙の結果は重い」
「小林氏の言うことは筋が通っている」
「首相交代までは望まないが、何らかの説明は必要だ」
SNS上ではこのような意見が目立ち、党内の緊張感が国民にも伝わっている。
次期総裁選と小林氏の立場
番組では次期総裁選への対応についても問われたが、小林氏は「首相が続投するといっており、総裁選前倒しの話が出ている中で、何か私がどうこう申し上げる立場でもない」と慎重な姿勢を見せた。ただ、「今、本当に日本が厳しい状況に置かれている。自分にできることを最大限やっていきたい」と述べ、将来的な挑戦への含みを残した。
石破首相が続投の意向を示す一方で、選挙結果を受けた党内批判は今後も続く見通しだ。総裁選の前倒し論や首相の責任論がどう展開するかは、自民党の政権運営に直結する重要なテーマとなっている。
小林鷹之氏の「責任の取り方を考えてほしい」という発言は、石破政権の正統性と自民党の将来像を問うものとなった。泥舟連立政権と揶揄される中、首相がどのように責任を果たすのかが今後の焦点である。