2025-08-16 コメント投稿する ▼
自民・小林鷹之氏が石破首相に引責辞任要求 「名誉のため自身で決断を」
小林鷹之氏、石破首相に引責辞任を要求
自民党の小林鷹之元経済安全保障担当相は16日夜に配信されたインターネット番組で、石破茂首相に対し「衆院選と参院選で大敗した責任を取るべきだ」と述べ、改めて辞任を求めました。小林氏は「引きずり降ろすのは世界から見て国益上プラスになるとは思えない。首相の名誉のためにも、自身で決断するのが望ましい」と語り、自主的な判断を促しました。
小林氏は昨年の自民党総裁選に立候補し、中堅・若手層を中心に一定の支持を集めた経緯があります。「ポスト石破」候補の一人と目される存在で、次期総裁選の有力候補に名を連ねています。
「ここまでの大敗で責任を取らないのは異常」
「首相の名誉を考えての発言だろう」
「石破さんは潔く身を引くべき」
「小林氏が次世代のリーダー候補なのは間違いない」
「また政局ゲームかと国民は冷めている」
総裁選前倒しと小林氏の立場
自民党内では総裁選の前倒し論が強まっており、石破首相への退陣圧力が日に日に増しています。しかし小林氏は「この先どうなるか分からないので、じっくり見ていく」と述べ、現時点で自らの対応を明言しませんでした。党内の動きを慎重に見極めつつ、今後の立候補を模索しているとみられます。
一方で、小林氏は総裁選直後の衆院解散・総選挙には否定的な考えを示しました。「総裁選で掲げた政策をまず実行すべきだ。単に支持率が上がったから即解散という昨年秋のようなやり方は、あるべき姿ではない」と指摘し、解散戦略に歯止めをかけるべきとの姿勢を明確にしました。
政局の行方と世代交代の兆し
石破首相に対する辞任要求は、ベテラン議員だけでなく若手・中堅からも強まっています。小林氏の発言は、首相の進退問題をめぐり党内世代交代の機運が高まっていることを象徴しています。
総裁選前倒しの要件を満たすには、党則に基づき国会議員と都道府県連代表の過半数による要求が必要であり、今後の動きは不透明です。ただ、小林氏をはじめとする「ポスト石破」候補が存在感を増す中、次のリーダー像をめぐる議論は避けられません。
石破首相が自主的に辞任するのか、それとも党内の圧力で退陣に追い込まれるのか。小林氏の発言は、その岐路における党内の緊張感を如実に示しています。