2025-09-22 コメント投稿する ▼
小林鷹之氏 自民党総裁選演説で成長戦略・防衛強化・世代交代を訴え
経済安全保障や科学技術投資を軸に、成長と防衛、外交を一体で進めるビジョンを提示しました。 安全保障では、GDP2%では不足とし、防衛費のさらなる増額を訴えました。 小林氏は、国民の分断を避け調和を重視すると訴えました。 自民党については「原点回帰」と「世代交代」を掲げ、若い世代が前面に立って改革を主導すると強調しました。
小林鷹之氏の総裁選出馬演説を詳しく解説
小林鷹之氏=衆議院議員は、自由民主党(自民党)総裁選挙に立候補し、「諦めではなく希望を」との言葉で若い世代に訴えました。経済安全保障や科学技術投資を軸に、成長と防衛、外交を一体で進めるビジョンを提示しました。演説は三つの未来像「力強く成長するニッポン」「自らの手で守り抜くニッポン」「結束するニッポン」を柱とする構成でした。
力強く成長するニッポン
小林氏は、賃上げが実感に結びついていない現実を指摘し、成長戦略で国民に希望を取り戻すと強調しました。科学技術を成長の源とし、AI、量子、宇宙、半導体に大胆投資を行う姿勢を示しました。熊本や北海道での半導体拠点を地方に拡大し、地域経済を活性化させると表明しました。現役世代の可処分所得を増やすため、所得税改革や定率減税を導入し、中間層を後押しするとしました。
自らの手で守り抜くニッポン
安全保障では、GDP2%では不足とし、防衛費のさらなる増額を訴えました。外交では日米同盟を基軸にしつつ、インド太平洋やグローバルサウスとの連携強化を進めるとしました。経済安全保障ではサプライチェーン強化、情報通信の自律化、経済安保法の改正、そしてインテリジェンス機関や対外情報機関の設立を公約としました。食料安全保障ではコメや大豆などの国産化を推進し、農業を戦略産業と位置づけました。エネルギー政策では「脱炭素」よりも「低炭素」へ転換し、原子力推進と再エネ依存見直しを打ち出しました。
結束するニッポン
小林氏は、国民の分断を避け調和を重視すると訴えました。外国人政策については厳格化を進め、土地取得規制や偽情報対策を強化する方針を示しました。拉致問題解決を最優先課題とし、皇統の維持も明言しました。自民党については「原点回帰」と「世代交代」を掲げ、若い世代が前面に立って改革を主導すると強調しました。派閥やしがらみに縛られない立場をアピールし、国民との直接対話を重視する姿勢を示しました。
まとめ
小林氏の演説は、未来志向の成長戦略と現実主義的な安全保障政策を組み合わせ、若者世代への希望を軸に据えたものでした。科学技術投資や税制改革、防衛力強化、情報機関設立、党改革と幅広い政策を示し、「諦めではなく希望」を繰り返すことで、変革を主導する姿勢を強調しました。