田﨑史郎氏が暴露鈴木俊一幹事長議員定数削減発言は「とりあえず建前」本音は「難しい」

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田﨑史郎氏が暴露鈴木俊一幹事長議員定数削減発言は「とりあえず建前」本音は「難しい」

維新の幹部は「合意が実行されなければ連立離脱も辞さない」と強硬姿勢を示しており、高市政権にとって議員定数削減の実現は政権運営の生命線となっています。 鈴木幹事長の発言変化は氷山の一角にすぎず、自民党内では議員定数削減に対する根強い反対論が存在することが明らかになりました。 特に問題となっているのは、維新が「絶対条件」として掲げる議員定数削減について、自民党側に本気で実現する意思があるかどうかです。

田﨑史郎氏が暴露 鈴木俊一幹事長の議員定数削減発言は「とりあえず建前」本音は「難しい」

政治ジャーナリストの田﨑史郎氏が2025年11月13日放送のTBS系「ひるおび」で、議員定数削減を巡る自民党の鈴木俊一幹事長の発言変化について鋭い指摘をしました。田﨑氏は鈴木氏の前向きな発言について「これが建前なんです。『なかなか難しい』というのが本音」と看破し、自民党内の複雑な事情を暴露する形となりました。

鈴木幹事長の発言が短期間で180度変化


鈴木俊一幹事長の議員定数削減に関する発言は、わずか2日間で劇的に変化しました。11月10日の記者会見では「具体的な結論、数字も入ったようなことを来月17日までに決めきるのでは難しいのでは」と消極的な見解を示していましたが、12日の会見では一転して「合意事項をしっかりと進めていかなければなりません」「加藤本部長をはじめ委員の皆さま方には濃密な議論をお願いしたい」と前向きな姿勢に転じていました。

この急激な変化について、田﨑氏は「変わってきましたよね。一番最近では『きちんとやらなきゃいけない』となっている」と印象の変化を指摘した上で、政治的な裏事情を解説しました。「『難しい難しい』と言うと維新の会は面白くないし、党内も動かないので、とりあえず建前でやっていこうというだけですね」と述べ、鈴木氏の発言が政治的な配慮に基づく表面的なものであることを明確に指摘しました。

「鈴木さん、言ってることがコロコロ変わってない?」
「維新に気を使って建前で言ってるだけでしょ」
「自民党内がまとまってないのは見え見えだよね」
「田﨑さんの分析、いつも核心ついてるなあ」
「議員定数削減、本当に実現するのか疑問だ」

党内不統一の深刻な実態


司会の恵俊彰が「党内がまとまらないんですか?」と尋ねると、田﨑氏は自民党内の深刻な分裂状況を詳しく説明しました。「党内は、それぞれ公明党との関係とか心配してますから。維新の言うように定数削減でまとまっていくと、一足飛びに行く感じはしませんね」と述べ、議員定数削減が単なる政策問題ではなく、複雑な党内事情に絡む困難な課題であることを浮き彫りにしました。

特に注目すべきは、自民党内での公明党との関係を懸念する声です。公明党の斉藤鉄夫代表は「比例代表だけを削減するのは、選挙制度の理念を壊すことになる」と慎重な議論を求めており、少数意見を汲み上げる民主主義の重要性を強調しています。自民党議員の多くがこうした公明党の立場に配慮せざるを得ない状況にあることが、党内合意形成を困難にしています。

また、地方選出議員からは「地方の声を大切にして」という声が多く上がっており、小選挙区での削減に対する強い抵抗があることも明らかになっています。鈴木幹事長自身も「小選挙区の定数を削減するのはなかなか難しい」との見解を示しており、党内の慎重論を代弁する立場にあります。

高市総裁のリーダーシップが鍵


田﨑氏は臨時国会中の法案提出について「今の段階では至らない」と断言し、現実的な見通しを示しました。その上で「このあと、総理総裁である高市さんがリーダーシップを発揮するとか、そういうことがないと進まないと思う」と語り、高市早苗首相の政治的決断が事態打開の鍵となることを指摘しました。

自民党と日本維新の会の連立政権合意書には「1割を目標に衆議院定数を削減する法案を臨時国会で提出し、成立を目指す」と明記されています。維新の幹部は「合意が実行されなければ連立離脱も辞さない」と強硬姿勢を示しており、高市政権にとって議員定数削減の実現は政権運営の生命線となっています。

しかし、現実には衆議院では小選挙区289議席、比例代表176議席の計465議席について、どの部分をどのように削減するかで各党の利害が複雑に絡み合っています。比例代表の削減は小政党の議席獲得を困難にし、参政党や保守党などの新興政党に大きな打撃を与える可能性があります。

連立政権の不安定要因に


田﨑氏の指摘は、自民・維新連立政権の根本的な脆弱性を浮き彫りにしています。鈴木幹事長の発言変化は氷山の一角にすぎず、自民党内では議員定数削減に対する根強い反対論が存在することが明らかになりました。

特に問題となっているのは、維新が「絶対条件」として掲げる議員定数削減について、自民党側に本気で実現する意思があるかどうかです。田﨑氏の「とりあえず建前で」という指摘は、自民党執行部が維新との関係維持を優先し、実質的な合意形成を後回しにしている可能性を示唆しています。

維新の吉村洋文代表は「まず議員定数の削減ができなければ、社会保障改革や副首都構想などの改革はできない」と述べており、この問題が連立政権の他の重要政策にも波及する可能性があります。もし臨時国会での法案成立が実現しなければ、維新が連立離脱に踏み切るリスクも否定できません。

高市政権は発足当初こそ高い支持率を記録していますが、政策実現能力に疑問が生じれば支持率低下は避けられません。田﨑氏が暴露した自民党内の「建前と本音の使い分け」は、連立政権の安定性に大きな影を落とす要因として注目されます。

今後の焦点は、高市首相が田﨑氏の指摘するリーダーシップを発揮し、党内の抵抗を押し切って議員定数削減を実現できるかどうかです。それができなければ、政権発足からわずか2か月で重大な政治的危機に直面することになりそうです。

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2025-11-13 16:07:10(藤田)

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