2025-10-13 コメント投稿する ▼
自民・鈴木俊一幹事長「北海道4区の自公協力は白紙」 高市政権、自立政党への転換始まる
自民党の鈴木俊一幹事長は2025年10月13日、盛岡市での会見で、次期衆院選・北海道4区における公明党との選挙協力を「白紙」とする方針を明言した。 北海道4区では、公明党の佐藤英道幹事長代理が出馬予定で、従来は自民の中村裕之議員が比例区に回り、佐藤氏を支援する形を取っていた。 しかし連立解消により、この協力構図は消滅した。
自民・鈴木俊一幹事長「北海道4区の自公協力は白紙」 高市政権、自立した政党への転換点
自民党の鈴木俊一幹事長は2025年10月13日、盛岡市での会見で、次期衆院選・北海道4区における公明党との選挙協力を「白紙」とする方針を明言した。26年間続いた自公連立の終焉を受け、これまでの“協力ありき”の選挙戦術を見直す動きが加速している。
「白紙」は決別ではなく、再出発の象徴
鈴木氏は会見で、「連立であるが故の協力だった。ただし、公明党も信頼ある候補者には推薦を出す考えもある。分けて考える」と述べ、形式的な対立ではなく、政治的な独立を意識した判断であることを強調した。
これは単なる選挙区調整の問題ではない。自民党が「自立した政党」として再構築を進める象徴的な一手だ。
「自民はいつまでも公明の支援に頼るべきではない」
「高市政権の掲げる“政治の自立”が現実になり始めた」
「鈴木幹事長の発言は冷静で的確」
「地方の現場にも“自前で戦う”覚悟が必要」
「連立依存の政治を終わらせる好機だ」
SNSでは、鈴木氏と高市政権の姿勢を「ようやく自民が本来の形を取り戻す兆し」と評価する声が相次いでいる。
北海道4区は象徴的な試金石
北海道4区では、公明党の佐藤英道幹事長代理が出馬予定で、従来は自民の中村裕之議員が比例区に回り、佐藤氏を支援する形を取っていた。しかし連立解消により、この協力構図は消滅した。
鈴木氏は「地域ごとに信頼関係があるのは理解しているが、今後は自民党自身の力で戦う」と明言。高市早苗総裁の“依存脱却”方針に沿い、地方組織にも独立選挙の準備を促した。
高市政権の本質 「自民を再び自民に戻す」
高市総裁は連立解消を「痛みを伴うが必要な改革」と語ってきた。長年の選挙協力により、政策決定や候補選定が公明党との調整に縛られ、党本来の自由な意思決定が損なわれていたのは事実だ。
今回の鈴木氏の発言は、高市政権が掲げる「自立・責任・改革」の3本柱のうち、“自立”を具体的に形にしたものといえる。
自民党はもともと、地方組織の結束と地道な支持拡大で政権を維持してきた政党だ。公明党という組織票への依存は、短期的には安定をもたらしたが、同時に「自民の力の劣化」を招いてきた。今こそ、政策と信頼で票を得る原点に立ち返る時期にある。
公明党は比例へ重点シフト 「自立の対極」
一方、公明党の西田実仁幹事長は同日、「比例代表に注力する。小選挙区は厳しい現実がある」と語り、事実上の比例依存戦略への転換を表明した。
この構図は対照的だ。自民が“自前の選挙”を取り戻そうとする一方、公明は“組織票に集中する守りの戦略”を取る。政党としての方向性の違いが、連立解消の必然性を物語っている。
自民党は依存を断ち、自立した政党へ
鈴木幹事長の「白紙」発言は、単なる調整の話ではなく、自民党の生まれ変わりを意味する。高市政権の旗の下、自民党は公明党という“安全網”から脱却し、政策・実績・人材で国民の信頼を取り戻すべきだ。選挙に勝つための政党から、理念で支持を得る政党へ——この転換こそが、次の日本政治の礎となる。