2025-06-29 コメント投稿する ▼
小川淳也幹事長「参院選は政権選択選挙」停滞打破へ、立憲が物価高対策と改革訴え
立憲民主党の小川淳也幹事長は6月29日、神奈川県の日吉駅前で行った街頭演説で、目前に迫る参院選(7月3日公示、20日投開票)を「事実上の政権選択選挙」だと位置づけ、「今こそ政治の選手交代が必要だ」と訴えた。 小川氏は、現在の政治における最大のボトルネックが参議院の与党過半数にあると指摘し、改革を進めるためには参院での議席確保が不可欠だと強調した。
「衆議院では野党が追い上げ、多くの成果をあげられた。しかし参院では未だ与党が過半数を握り、政治を前に進められない。これが最後の壁だ」
小川氏は、昨秋の衆院選挙で得られた勢いを踏まえ、「政策活動費ゼロ」や「文通費の全面公開」といった改革が現実になったことを紹介。「しかし、それだけでは足りない。まだ多くの課題が山積している」として、次は参議院での力が必要だと訴えた。
「この参院選は、既得権にしがみつく政治からの転換点。国民の信頼を取り戻すためにも、政権交代の一歩となる選挙にしなければならない」
物価高に対しては、「短期の支援と長期の改革」を“車の両輪”とし、食料品の消費税ゼロやガソリン暫定税率の廃止を通じた即効性のある生活支援を提案。一方で、構造的な経済政策の見直しも進め、「未来に投資する政府」への転換を目指すと述べた。
「国民に我慢を強いるだけの政治は終わりにしよう。生活が楽になり、将来に希望が持てる政治へ。それが立憲民主党の覚悟だ」
また、自民党の長期政権については「既得権を貯め込み、課題を放置してきた」と批判し、「そろそろ選手交代の時期だ」と力を込めた。
「変化は一票から始まる。有権者こそが政治を動かす原動力だ。今回の選挙、皆さんと一緒に新しい時代を切り拓いていきたい」