沖縄市一部断水恐れ　導水管破裂で節水協力呼びかけ　配水池で当面確保

沖縄市で一部断水の恐れ

大宜味村の導水管破裂で市が節水協力を呼びかけ　配水池の貯水で当面の供給は確保

2025年11月24日午前3時ごろ、沖縄県大宜味村塩屋で水道の根幹をなる導水管が破裂した影響で、沖縄市では一部地域で断水の恐れが生じています。沖縄市は市民に対して節水への協力を呼びかけるとともに、状況に応じて随時情報を更新すると発表しました。

沖縄市の断水対象エリアと影響範囲

恩納村、沖縄市、北中城村、中城村、浦添市、那覇市では、石川浄水場や西原浄水場から供給を受ける一部エリアで断水発生の恐れがある状況です。沖縄市では北谷浄水場から給水を受けるエリアでは漏水の影響がない見込みだとされており、市内全域が断水するわけではありません。

沖縄市の発表によると、配水池に一定の貯水があるため、今すぐに断水するということではないものの、石川浄水場から供給を受けている地域では注意が必要な状況となっています。

「沖縄市のどの地域が対象になるのか詳しく知りたい」
「配水池の水がどれくらい持つのか心配です」
「市役所からもっと詳細な情報がほしい」
「節水といってもどの程度すればいいのかわからない」
「学校や職場への影響はどうなるのでしょうか」

市民からは対象地域の詳細な情報提供と、具体的な節水方法についての問い合わせが相次いでいます。

沖縄県企業局から沖縄市への送水状況

同日正午に浄水場から対象市町村への配水が停止する予定。企業局と各自治体が所有する貯水池や配水池には一定の貯水があり、断水時間が後ろ倒しになる可能性があると説明されています。

企業局によると、24日未明、大宜味村塩屋に埋設されているダムから浄水場へ水を送水する導水管が破裂した。導水管は1967年に整備され、管が老朽化していたということです。

沖縄市としては、県企業局からの送水停止に備えて、市内の配水池の貯水量を最大限活用しながら、市民生活への影響を最小限に抑える方針です。

沖縄市民への節水協力要請と対応策

沖縄市は市民に対して以下の節水協力を呼びかけています。市のホームページや防災無線を通じて、随時最新情報を提供するとしています。

県企業局は先ほど県庁で緊急に会見を開き、節水を呼びかけました状況を受けて、沖縄市としても独自の対応策を検討しています。

市では、断水が実際に発生した場合の給水車の配備場所や、市内の公共施設での給水体制についても準備を進めているとしています。特に、高齢者施設や病院などの重要施設については、優先的な対応を行う方針です。

復旧見通しと沖縄市の今後の対応

県企業局によると、復旧は早くても25日以降で、別の導水管への代替ルートをつくる方針とされています。宮城力企業局長は24日、緊急で記者会見を開き「多大な不便、迷惑をかけることをお詫びする」と陳謝した状況です。

沖縄市では、県企業局からの復旧情報を随時確認しながら、市民への情報提供を継続していく方針です。断水が長期化する可能性も視野に入れて、市内各地での給水ポイントの設置や、市民生活に必要な水の確保策についても準備を進めています。

市は「配水池に水が溜まっているため、今すぐに断水するということではありませんが、市民の皆さまには節水のご協力をお願いいたします。状況が分かり次第、その都度、情報を更新していきます。市民の皆さまにはご不便、ご迷惑をおかけしますがご協力をお願いいたします」とコメントしています。

沖縄市民は市のホームページや公式SNS、防災無線での最新情報を確認するとともに、不要不急の水使用を控えるよう協力が求められています。