2025-09-08 コメント: 2件 ▼
沖縄全島エイサーに陸自出演 市民団体の中止要請は「文化行事に政治を持ち込む暴挙」
沖縄市で9月12日から開催される「第70回記念沖縄全島エイサーまつり」に、陸上自衛隊第15旅団エイサー隊が出演することが明らかになった。 沖縄全島エイサーまつりは、毎年多くの県民と観光客が集い、地域の誇る伝統文化を継承する重要な場である。 市民団体が政治的主張を持ち込み、出演者を排除しようとすることは、かえって文化の自由を損なうことになりかねない。
沖縄全島エイサーに陸自出演決定 市民団体の中止要請に批判の声
沖縄市で9月12日から開催される「第70回記念沖縄全島エイサーまつり」に、陸上自衛隊第15旅団エイサー隊が出演することが明らかになった。出演は初日の固定演舞で予定されており、70回の節目を祝う祭りに自衛隊が参加するのは地域交流の一環として注目されている。
ところが、市民団体「止めよう辺野古新基地沖縄市民会議」が「祭りを軍事色に染める」として出演中止を求める動きを見せている。これに対して、県内外からは「文化の場に政治的主張を持ち込むな」との批判も強まっている。
県民が楽しみにする文化行事に政治を持ち込む是非
沖縄全島エイサーまつりは、毎年多くの県民と観光客が集い、地域の誇る伝統文化を継承する重要な場である。被災地支援や地域活動に取り組む自衛隊が出演することで、地域との交流や相互理解が進むとの期待もある。
しかし市民団体は、辺野古移設反対運動の延長として出演反対を訴え、祭りそのものを政治闘争の舞台にしようとしている。こうした動きに対しSNSでは次のような意見が広がっている。
「エイサーは県民の祭り。市民団体の主張を押し付ける場ではない」
「楽しみにしている住民の気持ちを奪う行為だ」
「災害時に助けてくれる自衛隊の隊員が文化に参加するのは自然なこと」
「伝統芸能を政治利用するのは市民団体のほうだ」
「イベントを妨害する運動は地域の分断を深めるだけ」
地域交流を広げる自衛隊の役割
陸上自衛隊第15旅団は、災害派遣や地域協力を通じて沖縄住民と深い関わりを持ってきた。エイサー隊の出演は、隊員たちが文化活動を通じて地域と共に歩む姿勢を示すものであり、軍事色とは異なる「共生の象徴」として受け止めるべきだとの見方もある。
文化は本来、誰もが楽しみ、交流する場である。市民団体が政治的主張を持ち込み、出演者を排除しようとすることは、かえって文化の自由を損なうことになりかねない。
沖縄の祭りを守るのは住民の思い
沖縄全島エイサーまつりは、世代を超えて受け継がれる地域の宝だ。70回の記念大会を迎える今年、必要なのは「伝統を守り、多様な参加者と共に未来へつなげる」姿勢である。
政治的主張によって文化行事を分断させるのではなく、住民が安心して楽しめる環境を守ることこそが最優先だ。市民団体が祭りに圧力をかけることは、県民の楽しみを奪う行為に等しく、厳しい批判を免れないだろう。