2026-02-09 コメント投稿する ▼
中道・馬淵澄夫氏が比例6位で落選、惜敗率低く職権乱用との批判噴出
2026年衆院選で大惨敗した中道改革連合の共同選対委員長を務めた馬淵澄夫氏が、比例近畿ブロック名簿での配置をめぐって党内から批判を浴びている。 馬淵氏は奈良1区で落選したが、比例では他の立憲民主党出身者より優遇された単独6位に配置されていた。 今回、中道の近畿ブロックでの獲得議席は5にとどまり、もし6議席を獲得していれば馬淵氏が復活当選していた計算になる。
中道の比例名簿配分めぐり内部批判
馬淵澄夫氏が6位で落選、職権乱用との指摘も
2026年衆院選で大惨敗した中道改革連合の共同選対委員長を務めた馬淵澄夫氏が、比例近畿ブロック名簿での配置をめぐって党内から批判を浴びている。馬淵氏は奈良1区で落選したが、比例では他の立憲民主党出身者より優遇された単独6位に配置されていた。しかし近畿ブロックでの獲得議席は5にとどまり、惜敗率でも7位の候補者に大きく劣る結果となった。元議員らからは「職権乱用」との厳しい批判の声が上がっている。
馬淵氏は2月9日、党本部での執行役員会に出席後、記者団の取材に応じ、自身が単独6位に配置されたことについて「私にも分からない。両共同代表の判断だ」と述べた。中道の比例近畿ブロック名簿は、上位5位を赤羽一嘉氏ら公明出身者が独占し、6位に馬淵氏、7位に立憲民主党出身者ら24人が同順位で並ぶ構成となっていた。
比例名簿では複数の重複立候補者を同じ順位に並べることが可能で、その場合は選挙区での惜敗率の高い候補から当選となる。今回、中道の近畿ブロックでの獲得議席は5にとどまり、もし6議席を獲得していれば馬淵氏が復活当選していた計算になる。
惜敗率で大きく下回る結果に
しかし馬淵氏の惜敗率は約49パーセントにとどまった。一方、7位に配置された候補者の中には、井坂信彦氏の約94パーセント、山井和則氏の74パーセントなど、馬淵氏を大きく上回る惜敗率を記録した候補者が複数いた。仮に近畿ブロックで6議席を獲得していた場合、馬淵氏が当選し、井坂氏が落選するという逆転現象が起きる仕組みとなっていた。
この名簿配分について、元立憲民主党衆院議員の初鹿明博氏はX上で「もう一議席取れていたら馬淵さんが当選して井坂さんが落選することになってたんだ」と投稿し、前中道衆院議員の藤原規真氏は「職権乱用恥を知れ」と厳しく批判した。比例名簿の配分方法が党内で十分に共有されていなかったとみられ、内部の不満が表面化している。
選対委員長の権限めぐる論争
馬淵氏は9日、「共同選対委員長として名簿順位を自身で決めたのではないか」との指摘に対し、「われわれ選対委員長は候補者の擁立までが仕事だ。その先は代表一任だった」と否定した。名簿順位は野田佳彦、斉藤鉄夫両共同代表の判断だったと説明したが、選対委員長という要職にある馬淵氏が他の立民出身者より優遇された配置について、党内の疑念は払拭されていない。
馬淵氏は自身の選挙戦について「誰と戦っているか見えないような選挙だった。相手候補より高市早苗首相の人気によるもので、首相の人気投票のようになった」と振り返った。奈良1区では馬淵氏は民主党政権時代の国土交通相を務めた実績を持ち、2003年には高市氏と同じ選挙区で戦い勝利した経験もある。しかし今回は高市旋風の前に敗北を喫した。
中道改革連合は公示前の172議席から49議席へと3分の1以下に激減する歴史的惨敗を喫した。公明出身者28人は全員当選を確保したのに対し、立憲民主党出身者は21議席しか獲得できず、党内の亀裂が深まっている。