2025-07-10 コメント投稿する ▼
さとう耕平氏が訴える「福祉と平和を守る政治」 滋賀から変える一票に注目集まる
さとう耕平候補が訴える「暮らしと平和を守る政治」 滋賀で福祉・農業・憲法を語る 共感の輪じわり拡大
「軍拡よりも福祉と教育に予算を」滋賀からの訴え
参院選滋賀選挙区で立候補している、さとう耕平候補(日本共産党)が7月10日、滋賀県の守山・野洲・草津の3市で街頭演説を行い、「軍拡ありきの政治ではなく、暮らしと平和を守る政治をつくろう」と訴えた。応援には比例候補の山下よしき氏が駆けつけ、共に共産党の躍進を呼びかけた。
さとう候補は演説の冒頭、「憲法守れと堂々と訴えたのは、候補者討論会でも私一人だった」と語り、「今の政治はあまりにも『国防』に偏っている。守るべきは国民の命と暮らしのはず」と強調。街頭には高齢者や子連れの親たちも足を止め、耳を傾けていた。
『軍備ばっかりに税金使って、暮らしが後回しっておかしい』
『平和を守るって、声に出して言ってくれる候補が減ったよね』
こうした声が聴衆の中から自然に漏れ、政策だけでなく誠実な姿勢にも共感が広がっていた。
「福祉切り捨ては政治の責任」現場からの声とともに
さとう候補はまた、障害のある子どもたちの学びの場についても言及。「滋賀の支援学校では、定員の2倍以上の子どもたちが教室に詰め込まれています。これは放置していい話ではない」と語り、「教育や福祉を削っておいて、軍拡には青天井というのは、国の在り方として逆立ちしている」と強く批判した。
特別支援学校の保護者としてマイクを握った女性は、「うちの子が通った支援学校は170人規模だったのに、今は440人を超えている。あの人数でどうやって丁寧な支援ができるのか、誰でも分かるはず」と訴え、「政治家の多くはこの現場を見にすら来ない。でも、さとうさんはずっと現場の声に寄り添ってきた」と語った。
『障害のある子がいるからこそ、政治が福祉に冷たいと怖くなる』
『予算の優先順位、まじでおかしすぎる』
現場の声をもとにしたリアルな政策提案に、集まった人々の目も次第に真剣さを増していった。
農業・食料政策にも重点 「大企業優遇より地域支援を」
さらにさとう候補は、地元滋賀の農業にも言及。「農家の皆さんが直面しているのは、物価高や燃料費の高騰だけではありません。農産物の価格は抑えられ、農業はもうかる仕事ではなくなってしまった」と現場の実情を紹介。
「自民・公明の農政は、輸出と大規模化一辺倒。地方の中小農家を支える視点が完全に抜け落ちている。今こそ農業支援を通じて、地域を守る政策に切り替えるべきです」と語ると、地元の農家からも反応が寄せられた。
『補助金じゃなくて、ちゃんと継続できる農業政策をしてほしい』
食料自給率の低下や農業の担い手不足が深刻化する中、「農業を守ることが未来を守ること」というさとう候補の訴えは、多くの生活者の共感を呼んでいた。
「声を上げる政治を育てよう」さとう候補が市民と対話
演説の締めくくりでさとう候補は、「今の政治は、声の小さい人を切り捨ててきました。障害のある子、農家、高齢者、シングルマザー……。でも私は、そんな人たちの声に耳を傾けてきました。国会でその声をもっと大きくしたい」と語り、共産党への支援を訴えた。
演説を聞いた女性(50代)は、「優しさじゃなくて、具体的な政策として“守る”って言ってるのがすごく良かった。今回はさとうさんに託したい」と語った。
山下よしき候補も「さとうさんは、憲法も福祉も農業も、どれもぶれずに大事にしている人。皆さんの力で何としても押し上げてください」と力を込めた。
一票でできる政治の変化は小さく見えるかもしれない。だが、その一票で、今切り捨てられている誰かが守られるかもしれない。さとう耕平候補の訴えは、滋賀のまちの声と深く結びついていた。