2025-10-07 コメント投稿する ▼
古屋圭司選対委員長、日華議連で訪台へ 頼清徳総統と会談予定 国益重視の現実外交
今回の訪問には自民党や立憲民主党、公明党などの国会議員約30人が同行する予定で、現地では頼清徳総統との会談も調整されている。 台湾を自国の一部とみなす中国は、外国政府や政治家の台湾要人との接触に敏感に反応しており、今回の訪問にも強い不快感を示す可能性が高い。 古屋氏はこれまで台湾との交流に積極的で、災害時の支援や経済安全保障分野での協力を進めてきた。
古屋圭司選対委員長、日華議連で訪台へ
自民党の古屋圭司選挙対策委員長は10月7日、超党派の「日華議員懇談会」の会長として、台湾の建国記念日にあたる双十節(10月10日)に合わせて台湾を訪問すると発表した。
今回の訪問には自民党や立憲民主党、公明党などの国会議員約30人が同行する予定で、現地では頼清徳総統との会談も調整されている。古屋氏は「日台の信頼関係をより強固なものにしたい」と語り、実務的な連携強化を目的とする姿勢を示した。
中国の反発は必至
台湾を自国の一部とみなす中国は、外国政府や政治家の台湾要人との接触に敏感に反応しており、今回の訪問にも強い不快感を示す可能性が高い。
中国外務省はこれまでも、台湾への国会議員団派遣に対して「一つの中国原則に反する行為」と繰り返し抗議してきた。日本政府は「議員外交はあくまで民間・立法府の交流の一環」と説明しており、日中関係への影響を最小限にとどめる考えだ。
「こういう時こそ毅然とした対応を見せてほしい」
「中国に遠慮する必要はない」
「台湾との信頼を深めるのは当然」
「国益のための外交は支持する」
「友好を超えた戦略的関係を築く時だ」
日台関係の現実的連携を模索
古屋氏はこれまで台湾との交流に積極的で、災害時の支援や経済安全保障分野での協力を進めてきた。今回の訪台では、半導体供給網の強化や防災技術の共有、人的交流の拡大など、具体的な協力分野の議論が行われる見通しだ。
台湾の頼清徳政権も日本との経済安全保障協力を重視しており、日台双方が対等なパートナーとして連携を深める構想が進む可能性がある。
国益を軸にした現実的外交へ
古屋氏らの訪台は、単なる政治的パフォーマンスではなく、日本の国益を見据えた現実的な外交努力といえる。安全保障環境が厳しさを増す中で、台湾との関係強化は日本の防衛・経済の両面で極めて重要だ。
特に台湾有事が日本の安全保障に直結することを踏まえれば、議員レベルの対話を継続的に重ねることは、地域の安定に資するものとなる。中国への過剰な配慮よりも、国益を明確にした外交の積み重ねが求められている。