参議院議員・木村英子の公約・政策
ちょっと待って!出生前診断
『ちょっと待って!出生前診断』
現在、妊娠した女性が出生前診断の結果で胎児がしょうがい児だとわかったとき、80%近くの女性が、産まないという選択をしています。
今の出生前診断は、命の選別につながる恐れがあります。
私は幼いころから重度のしょうがいを持って生きていますが、生まれてきて良かったと思っています。
私は、しょうがいを持ってからすぐに施設や養護学校で育ち、同い年の健常者の人たちと関わったのは地域へ飛び出した19歳の頃からです。私の地域での自立生活を支えてくれた多くのボランティアの人たちは、私と出会うまでしょうがいしゃと関わったことがない人たちばかりでした。その人たちは、私の介護を続ける中で初めは戸惑ったり、怖がったりしていましたが、関係が深まっていくうちにしょうがいしゃではなく、私という個人としての絆が生まれていきました。私の介護をしてくれた若い学生の一人が結婚して、子どもが生まれました。その子はしょうがい児でした。その介護者は、その子を連れて私の家に遊びに来た時、「私は英子さんの介護をしていたおかげで、この子がしょうがいを持っていても不安を抱かず将来は大丈夫、という気持ちになりました。」と聞いたとき本当に出会えて嬉しかったことを覚えています。
しょうがいしゃは幼い時から分けられてしまいます。そのことでお互いのことを知らずに育ち、社会の中で共に生きにくくされています。もちろん、しょうがい児を持った家族も、そして本人もとても大変な困難を余儀なくされていますが、同じ地域の中で一緒に学び、一緒に育つことができたら、しょうがいは不幸だという考え方は減っていくと思います。
私は子どもの頃は、しょうがいしゃに生まれて不幸だと思っていました。しかし地域で最大の夢だった自立生活を実現し、多くの人たちとの出会いと支えがあって、今日まで命をつないでくれた介護者の人たちに感謝をすると同時に、私は生まれてきて良かったと実感しています。生まれてきた命が将来どんな人になるのか、どんな人生を歩むのか、それは親が決められるものではないと思います。私の親は、自分が死ぬときに英子が不憫だから一緒に連れていくと言っていました。でもそんなあきらめられていた命だった私が今、国会議員になっています。これが私の驚きの奇跡です。だからあなたに子どもができたらすぐに命の選別をしないで少し考えてみてください。あなたの子どもの未来を作るのはあなたではなく、あなたの子ども自身が作っていくものなのですから。
しょうがいがあってもなくても、尊い命です。しょうがいを持った子どもたちが大切にされ、安心して生きられるように地域社会が整っていれば、命を差別されることはないと思います。
すべての子どもが安心して生まれる権利、育つ権利が保障されるような取り組みをしていきたいと思います。(木村英子)
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